「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
先日の記事でお伝えしたように、24時間リレーマラソン神戸大会においてソロの部にチャレンジしてきました!(参考記事:勝負のための準備)
1週間開いてしまいましたが生きてます!(笑)
未知すぎて何が起こるか、何ができるかもわからないままでしたが、無事に帰ってこれました。
感想としては、準備が生きてやってきたことは出せたのかなという感想。一方で弱さも出たので、それさえなければという感じでした。
さぁ久しぶりの激闘編、いってみますか!
前半の戦い
当日はウルトラマラソンとして実績と実力が桁違いの方々の陣地におじゃまさせてもらって、荷物を置かせてもらったり。

(お二人ともにあのスパルタスロンに出走されるスーパーランナーです。)
大変助かりました。改めてありがとうございます。
他を見渡しても、自分の準備が甘かったなというのを実感。もうキャンプやん。

リレーマラソンの部は待機しなきゃいけないから当然と言えば当然かもしれませんが、ソロの部はどこまでやるべきなんだろう?(またやる気か?w)

一応食べ物、飲み物に関してはそれなりの準備をしてきたつもり。(飲み物は経口補水・クエン酸・お茶・コーラ、食べ物は大福、スナック菓子、うどん、おにぎり、魚肉ソーセージ、漬物など)
作戦としては、心拍が上がりすぎない(120程度)を維持できるペース(予定では5分40秒/km)くらいを維持する。維持できるように、休憩は3周=約5.1km毎にこまめに給水をして、2回ごとに給食をしていく。補給は甘いもの、しょっぱいものを組み合わせながら、一定の間隔で食べ続けていく計画。体力的には100kmまでは温存しつつ、実走時間10時間程度、経過時間11時間台で通過したい。そして某24時間テレビのマラソン企画で走っていた横山くんを超える(ほぼ同世代)。
それ以降は、もはや未知の領域に入るといっても過言ではないので走行ペースは30秒程度/kmは遅くなってもOK。遅れても止まらない。眠くなった時には短い仮眠をとって回避する。あとは行けるところまで粘る!⇐結局根性論(笑)
いざスタート。

コースは競技場を起点として周回コースでスライド区間もある。リレーマラソンの人たちの速いこと!こんなに抜かれた日も人生初だなというくらい(笑)
コース上には各チームのテントスペースなどもあるので思ったより飽きがこない。抜いたり抜かれたりするたびに声掛けもあったりするので、意外と気持ちは大丈夫そうだ。
序盤はリレーマラソンに惑わされず、落ち着いて入れた。ほぼ想定通り。ただ思ったより状態が良くペースが5分30秒/kmより速くなりそうになるので、気持ち抑えながら。
こんなところ、24時間走の中では何ならまだスタートしていないといっても過言ではない。

だいたいフルマラソンくらいの距離を実走4時間3分(経過時間4時間20分)程度で通過。ほぼ予定通り。距離相当の疲労感はあるけど、気持ちのせいかそれほど気にならない。
補給もほぼ予定通り。

なんか元気(笑)
1時間ごとに途中経過が貼り出されいたようで、70km地点くらいでは12位だったらしい。
この辺りはほぼ淡々と予定通りにこなしていくだけだったので、何も起こらず。

(妻が差し入れに来てくれて、一息つくの図。)
そして100kmは実走9時間50分(経過時間11時間47分)で通過。できれば11時間30分以内と考えていたけど、じっくり休憩をとってきている分、脚は残っている気がする。

ただ今振り返ると「数字のマジック」にやられたなという反省。100kmを超えたことで一旦気持ちが抜けたのか、一気に7分/kmくらいまでペースが落ちる。「落とす」なら問題なかったが、落ちてしまった。
ただ慌てて出力上げるのは避けた。言ってもまだ半分を少し過ぎたくらいだ。
落ちたまま小一時間ほど走ったところで…
「雷のため11時30分から中断いたします!」のアナウンス。
なんと!
あと数十分走れば休憩できる!
脳は単純なもので、こう考えると同時にペースが回復したのである。序盤同様に5分40秒台/kmまで回復。
…おい、手を抜きすぎやろ!(笑)
さっきまでの自分に強烈にツッコミを入れながら走った。
そして11時30分。中断に入る。

最初は雨もほとんど降っていなかったが、一時的に強くなり風でテントが飛ばされそうになってつかまったり。雷は距離こそ遠い感じだったが、ずっと鳴っている。
ここで座って休憩をしながら補給食。しかし、思ったより食欲がなかった。ただそれなりに口に放り込んだ。仮眠も考えたが、どのタイミングで再開されるかもわからず、周りの会話に耳を傾けながらこの後の展開などを考えていた。
勝負の後半戦
そのまま約2時間の中断。結局眠れなかった。今考えるとこれが勝負のポイントだったかもしれない。
深夜1時30分、再開。
休んだおかげで心拍は完全に落ち着き、6分そこそこ/kmのペースで走れている。疲労こそあれど、痛いところもないしまだまだ動く。
気持ちを切らせないように、追い抜きのときや並走するランナーにエールを送ったり話しかけたりすることにした。(迷惑?)
その効果もあってか130km、140kmと順調に距離を伸ばし、夜が明けた頃に自己最長距離の150kmを突破した。

走行ペースは6分30秒/kmくらいを維持できている!ただ予定よりも休憩の間隔が短くなり休憩時間自体も長くなりつつあった。
それでも良かった。慌てずに走り続けられるコンディションを保つということを大事にしていたからだ。
スタートはここから。いざ勝負。
ただこういう思考と裏腹に、再び気持ちの途切れが。
「あと4時間!」という大会スタッフの声を聴いて「まだ4時間もあるの??」と思ってしまった。
さらに自己最長距離を超えたことで少しの満足感を得てしまったことも影響した。
一気に眠気が来る。
走っていても瞼が落ちてくる。まるでトムとジェリーのようだ⇐わかるかなぁ?
蛇行しそうになる。淡路島一周のときにも感じたやつだ。また眠気も影響しているのか、食欲が本当にない。これには驚いた。胃腸は無敵だと思っていたからだ。
運営が準備してくれたおにぎり、パンが喉を通らない。少しずつほおばり、飲み物で流し込む感じで無理やり押し込んだ。
寝よう。
コースの途中でベンチなどがあったので、座って少し目を閉じることにした。普段は5~10分寝落ちすると頭がすっきりすることもあるのだ。
「目を閉じれる、なんて幸せなんだろう。」
小さすぎる幸せをかみしめていたら、追い抜き際に声をかけてくれるランナーが多数。
途中で私が話しかけたり、エールを送っていた方々を中心に、座っている私に声をかけてくれるのだ。
寝れんやん!ということよりも、エールもらっておいて休むのか?という方が先に立った。
眠れなかったが進むことを選んだ。
ここまで1歩もコース上で歩いていなかった。でも歩いてもいいじゃないか。進もう。
ペースこそ一気に落ちたが、着実に進む。
眠気には波があり、走ったり歩いたりを繰り返していた。
残り2時間30分。
眠気が落ち着いてきた。まだ走れる。
ところが今度はハンガーノック気味になり力が入らなかった。明け方から好物の大福でさえ食べたいと思わなかったのだ。各種サプリも準備していたが、甘さというか「味」を受け付けそうになかった。初めてのことだった。
ただ朝方にぶっこんだおにぎりとパンが効いてくるはずだ。と言い聞かせて力を振り絞った。
「走れる。」と言い聞かせた。
エイドで提供されるポカリは序盤は薄いなと感じたが、この頃はむしろこれしか受け付けなかった。あとはフルーツしか食べられない。
それで行くしかない。
行けるところまで行こう。
気持ちとエネルギーがまた前向きにかみ合ってきて、1周(1.7km)を10分かからずに走れるように戻ってきた。まだいけそうだなという気持ちともう休みたい(寝たい)気持ちが入り乱れる。
そして最終盤。
あと25分くらいで周回に入る際に「時間前に切り上げてもいいですか?」と尋ねていた。もう気持ちが切れていたのかもしれない。
残り14分ほどで起点に帰ってきた。
あと1周行けるな、と思いつつゴールすることを選んだ。
選んでしまった。

走行平均ペースは6分18秒/kmで走り切ることができた。十分だと思った。
ゴール後の掲示板には23時間経過時点での途中経過が張り出されていて、なんと6位!
「あれ?これもしかして入賞あるかも?」
しかし…

がっつり抜かれてた(笑)
しかし、私が自分でやめた残り1周を12分以内に走ってたら8位入賞だったわけで。
悔しすぎる!

大会公式では178.2kmだそうです。108周。煩悩の数か(笑)
何が悔しいって、自分で引いてしまったこと。
攻めてダメなら力が及ばずで諦められるけど、自分でやめてこの結果。情けなかった。
途中結果知ってたら…とか思うけど、それも仕方ないこと。自分に負けた、ただそれだけ。
正直できることはやれたと思った。もう十分だとも思った。
ただ最後までやりきれなかったことが、結果に出た。こういうものだ。
課題を残してしまった。
もう一回…やる?
やる理由を残してしまったことだけが悔やまれる。今はやりたくない(笑)
やってきたことは意味がある
私はすぐ飽きるタイプなので、折り返しのコースや周回コースが得意ではありません。
だから今回の周回コースでの24時間走に向けて…
①自宅周辺に5.1km(大会コース3周相当)の周回コースをつくって、練習はほとんどそこで行った。
②上記1周毎に給水をすることで一定の間隔で補給をする癖をつけた。
③眠気対策として一日拘束される仕事の日の夜23時から50km走を行い、眠い中&疲労のある中で動くトレーニングを行った。
④普段以上に心拍を気にして心拍数が上がりにくいペースを見つけ、そのペースで走り続けることを意識した。
この辺りに力を入れた。
確実に本番はその成果が表れたと考えている。
なりたい自分、やりたい理想があるなら、それに合わせた行動をする。
これ大事。
ありがとう
最後になりますが、SNSなどでつながっている方やクライアントの方、イベント等にも参加してくださる方などが応援に来てくださいました。妻も仕事終わりで来てくれた。
こうした応援が非常に力になりました。

チャレンジできる環境に、そして応援してくださったことに感謝。
本当にありがとうございます!
もうやらんぞ!と言いたいけど、どうなるかな。
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