反省しました。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

ここ数か月の自分のトレーニングは、実際に走るよりも身体をコントロールするということに力を注いでました。

バランスボールやバランスディスクを使ったり、自体重で地味な動きを繰り返したり。

走ったタイムや距離のように数字で明確な評価をすることができませんが、出来なかったことが出来るようになったり、感覚が変わったことを実感出来たりと有意義な時間となった気がします。

 

ランに繋げる

スポーツジムなどでスタジオプログラムも担当させてもらっていますが、私の場合はそれも全て土台にランニングがあってこそ。
ランができない自分は自分じゃない、くらいに思っています。

 

土台を輝かせるための準備期間としてじっくり行ってきたことをランに繋げる!

 

というわけで、久々にトレーニングらしいトレーニング。

金曜日に身体を目的に足袋で坂道をジョグ。適度な負荷をかけつつ、身体の状態を確認する約10km。10km以上走るのは実は約2か月ぶり(笑)。思ったより動いた。




そして土曜日。峠を使ってのロングジョグ。最低でも21km、状態次第で25km、あわよくば30kmの予定で。

 

峠を走るのは5月2日以来。それでも行けると思ってた。

 

走り出して前日の疲労もなく、身体の動きもそこそこに良いと感じた。こういう感覚の一つ一つは積み重ねの成果だと思う。


ところが20分ほどで考えが甘いことに気づく。
山道は木陰もあり、街中よりはいくらか体感温度が低いことを期待していたのだけれど、山道に入る前にバテる(笑)
暑すぎた。

 

それでも坂道での動きは悪くない。ところが上っているうちに異変を感じる。
傾斜が緩くなったり、いったん落ち着ける場所を「ポイント」として勝手に設定しているのだが、その手前で足を止めたくなる。そこまで頑張れば一息つけるのに。こんなことは以前はなかった。
暑さで身体を動かすのをためらっているのか、筋力の低下で走ることができないのか、メンタルが弱っているのか、その全部か。

 

給水ができる場所で一息して復活した気がしたので、そのまま進むことにした。戻っておけばよかったかも。
走り出すと、その後の緩い上りでも足取りが重い自分に気づく。これもなかったこと。発汗は多いが、まだ出ている。筋力不足。

 

とりあえず折り返し地点まで行くものの、ちょっと欲が出る。通ったことがないルートに行ってみようという好奇心がここで強くなったのだ。思考を制御できないのも疲れか。
 

実際にそちらに向かうけれど、脚はほぼ売り切れ。上りがままならない。まだ15km地点。どこから帰ろうにも8km以上はある。お金は持っていない(スマートフォンだけ)のでバスには乗れない。軽い絶望を味わいつつ、進めば帰れるという意識でとりあえず前進。

 

給水できるかも?と思っていたポイントでは水場が無く、補給が尽きる。想定距離から足りるはずと小さなペットボトルとジェル1個持っていたのだが、暑さと消耗が想像以上で完全にミス。

 

トレーニング効果はいったん忘れて安全に帰ることに頭を切り替えて、時折休みながら。
こんなにヘロヘロになった練習はちょっと記憶にないというくらいへばった。

 

自宅近くではちょっと記憶がないくらいに。
帰って水分とって、シャワー浴びて、食事したら落ち着いたけれど。

 

そして今日はまた足袋にて軽めのジョグ。3日続けて走ったのは、4月中旬以来4か月ぶり。

暑さにも慣れてきていたつもりでしたし、体力も落ちていないつもりでしたが、全部見誤ってました。甘かった。

 

 

ランに生かせる動きはあるけど、実際のランじゃないと出来ないこともある。お伝えしてきたことだし自分でもわかってたけど、改めて痛感しました。

また一から積み重ねます。反省を大いにした週末でした。