見定める。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

日常当たり前に流れていたスポーツニュースが流れなくなっただけで、かなり刺激が少なく感じております…
早く「今日は勝ったかな?」なんてワクワク出来る時間が戻ってきてほしい。

 

私たち一般人がスポーツに取り組むときには「何が何でも今年が勝負!」という気持ちで挑む人はいても、本当にチャンスが今年だけという人はそこまで多くはないと思います。

しかし、選手寿命が決して長くないプロスポーツ選手やトップアスリートはこの一年、いや数週間でさえもどかしいはず。特に2020年に開催されるはずだったオリンピック・パラリンピックを目指していた選手からすると、この時間をどう感じているのか…我々には想像もできません。

 

 

そんな選手たち同様、学生たちも同じような思いを味わわなければならない状態になってしまいました。
高校総体(インターハイ)が中止となったのです。

 

その名の通り、高校生であることが参加条件。チャンスはどんなに多くても3回しかないのです。
特に3年生は最後の1年で集大成という思いもあったでしょうし、推薦や奨学金など今後の進路にも大きくかかわってくる大会だったはず。私たちも見たり応援したりすることができず残念ではありますが、当事者はそんなものじゃないでしょう。

 

これは高校生に限らず、中学生や小学生、そして運動部だけでなく文化部にも言えることです。

 

「目標がなくなってしまっても、ここまでやってきたことは無駄じゃない。今後に生かせる。」

 

周囲はそう言うしかないですし、実際に10年後くらいになればそう思える日も来るかもしれません。でも本人たちは、今は何も考えられないというのがほとんどでしょう。(すでに切り替えられているとしたら心身共にすごすぎる)

 

周囲の大人が言葉で励ます行為をすることは出来ても、今は心に届かないかもしれない。

 

今大人ができることはなんだろうか。

 

これ以上、こういう場面を作らないことじゃないだろうか。

そのためにも、早くこの状況を終わらせて誰もが思う「日常生活」に戻すことが大事なんだと思う。

 

拡がらないように、拡げないようにする。

これしかないのではないか。

 

目的を見定める

なんだか「自分」が思う行動を「他人」がしているかどうかだけに着目をして、同一の行動をしていなければ叩くという流れになっている気がする。これはどう考えても論点がズレている。

何のためか論点は定めたい

 

たとえば…

「外食したらダメだから、テイクアウトをしようと思って。」

 

それで並んで行列を作ってたらどうなの?

 

 

「マスクをしていない人を見たら怖い」

 

人と会わないような場所・時間の場合はどうなの?

 

 

「ランニングや散歩は禁止されていないから」

 

だから複数人で走ったり、人が集まりそうな公園などに行っていいの?

 

 

 

そこじゃない!

 

行動をすることが目的になってないか?違うでしょう。
 

なんで緊急事態宣言を出して、外出などの自粛をしているのか。

 

人との接触を避けるためでしょう?

 

そのための具体的な方策として「3密を避ける」とリスクを減らせる可能性が高くなると言っているはずです。

マスクをすることや外に出ないことが正義ではない。お店を開いたらダメなわけでもない。

 

 

人と接触することを避けることができれば良いのです。一番間違いない方法が「おうちで過ごそう」なわけです。
でも最低限外に出ることは必要ですし、状況が許すのであれば外に出た方が心身を守りやすくなる。

 

その状況をしっかりと見定めることができれば、きっと行動も変わってくるはず。自分が出来ることを最大限やる。(都合のいいように解釈するのは避けたい)

これを徹底して、一刻も早く蔓延を抑え、日常に戻れるようにする。

 

 

それが一人一人にできる行動なんだと思う。自分が思う正義ではなく、目的に合っているのかを見定めて行動したい。