セット練で磨く。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

日曜日にペース走を少し難易度高いコースで実施して、いい感じの(?)疲労感を味わった翌日のこと(参考記事:修行トレ)。

 

「この日はやろう」と決めていたので、重ねのトレーニング。俗に言う「セット練習」と言うやつです。
基本を無視して、1日目は坂道でのペース走22kmでスタミナ系、2日目にレペティションで1000×3本でスピード系を実施。

スピード練習(短い距離の大会)の時のシューズ

 

気温も高く、決して楽ではないコンディションでしたので3分20秒/kmくらいでカバーできれば十分かというイメージ。

結果は…

 

3分24秒-3分23秒-3分21秒

 

まずまず。

前日の疲労の影響もあったとは思いますが、レペなのに心拍が全く落ち着かない(^_^;)
10分経ってもほとんど変化なし。半ばあきらめて(?)スタートを切る形に。スタートの一歩目が重いこと(笑)

 

3本目は落とすまいと必死でした。

それでもフォームの感覚も噛みあっていて、ある程度想定通りの内容で走れたので及第点はあげられるでしょう。その代償として今日は凄い疲労ですが(笑)

 

 

セット練習とは

セット練習とは一般的には2日連続(場合によっては3日以上)である程度負荷の高いトレーニングをすることを意味します。

 

ある程度の疲労を抱えた状態で身体を動かすことになりますので、マラソンなど長距離における後半に近い感覚を2日目に模擬体験できるという効果があります。その中でしっかりと動けることで身体は「動ける」という記憶を残しますし、自信にも繋がります。

また心身ともに疲れを感じているところで諦めないメンタルに対するトレーニングにもなります。

 

 

なかなかトレーニングの時間が確保できないという忙しい方で、かつある程度の地足が培われている方にはオススメです。(いきなりやると故障のリスクが高いので注意!)

 

 

先ほど「基本を無視して」と書きましたが、一般的には1日目にスピード系、2日目にスタミナ系のメニューを組むことが多いです。
というのも、大変負荷の高いトレーニングになりますので、故障のリスクが大きいのです。スピード系は一瞬での力を必要とする動きが多くなるため、筋肉などへの負荷が高くなり過ぎることがあります。

 

ですから、比較的ゆるやかな動きになりやすいスタミナ系を2日目に行うのが推奨されます。

とはいえ、絶対的にこれでなくてはいけないとかはありません。組み合わせも無数にある自由度の高いトレーニングと言えます。

セット練習の例

LSD120分~ ⇒ ジョギング60分

1km×5本  ⇒ ビルドアップ走

800m×5本  ⇒ 20kmペース走

 

など。ハッキリ言って挙げればキリがないです(笑)
だって何でもいいんですから。

 

個人的にオススメのポイントは、ペースや動きの種類が異なるものにすること。何なら1日目ハイキング、2日目ジョギングとかでもいいでしょう。

目先を変えることで、違った筋肉に刺激が入り成長を促すことが出来ますし、気持ち的にもフレッシュな状態で取り組めるかと思います。

 

まだこれから足を作っていくという場合には、2日続けてゆっくり走り込むというのも手です。

 

何度も言いますが、効果は高いですが負荷も高くリスクもあります。
ご利用は計画的に。

 

相支走愛の提供するメニューの中には、このようなことを踏まえた上でのあなたの目的や生活習慣に合わせたトレーニングメニューの作成などもオンラインで提供しております。
関心のある方は、info@soushi-souai.comまでご連絡ください。