「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
2019年も始まって2週間が経とうとしています。あなたは今年の目標に向けてすでに歩みだしているでしょうか。それともまだスタートをきっていないでしょうか。目標がまだの方もいるかもしれませんね。
仕事やプライベートのことはわかりませんが、身体のことについて何か決めている方もいらっしゃると思います。
たとえば、○kgまで体重を増やす・減らすとか、体脂肪率を○%にするとか数字で目指すものから、毎日の習慣を行うといった行動まで色々とあるはず。まず行動を起こしていきましょう。
私が力になれそうなことがあれば(あなた自身では手詰まりになりそうなときは)、お声掛けください。
ちょっと気になったので、今回はその数字の中で走る方が陥るかもしれない罠について書こうと思います。
距離にこだわるとき
数字において、陥りやすいのは「月間(年間)走行距離」です。距離にとらわれてしまうと、色々と難しくなることが出てくるかもしれません。
距離ありきで考えると、その数字にとらわれてしまい無理をすることも出てしまうかもしれません。たとえば、月間200kmの目標の方が仕事や体調不良などで15日までに50kmくらいしか走れなかったとします。こういう予定外のことは簡単に起こり得ますよね。しかも自分ではコントロールできない。
こんな時に残り15日で150kmをこなそうとするとどうなるか。月の後半を月間300kmに到達するペースで走らないと行けなくなるため疲労はたまりやすくなりますし、それに伴って故障の危険性も高まります。
そこに質を伴わせることは不可能ではありませんが、難易度は著しく上がってしまいます。
毎月練習記録の振り返りとして記事を上げてはおりますが、距離ありきではありません。
目的を定め、それに沿った内容を求めていきながらもメリハリをつけて取り組んでいっています。ですから、私の走行距離は同レベルのランナーに比べるとかなり少ない方だと思っています。
ただ距離ありきでやる場合は、最初から他のもの(記録など)は度外視した方が良いかと思います。距離だけ踏んでいてタイムが伸びるかというと、それは期待できないからです(ある程度のレベルには該当することもあります)。
私の方法
では、どうやったら良いの?と言う点で、私なりのやり方です。
まずは何をやりたいのか大きな目標を決めます。記録なのか、特定の大会に向けてなのか、それとも楽しむことなのか、健康なのか、走る習慣についてなのか。他にもいろいろあるでしょう。
その点をぶれない目標として掲げましょう。
その上で、そこに向かうには今の自分に何が足りないのか、何だったら出来るのかを考える。そして、1週間に何回・何時間なら時間を取ることが出来るのか。
ここをハッキリさせてから、具体的に組んでいきます。
距離に弱いのであれば、仕事の休みや時間のとれる日を見つけて(作って)、長い時間を走ってみる。スピード系に課題があるのであれば、7~10日に1回ペースでインターバルなどちょっと「頑張る」メニューを入れてみる。筋持久力を上げていきたいなら閾値走をやってみるなど、今の習慣の中で頑張る日を作っていきます。
その間の日はジョグでつないだり、疲労がたまっていたら軽く歩いてみるだけなどして様子を見ていきます。
しっかりと目標を見据えたうえでトレーニングを行っていれば、自然と距離も延びてきます。その距離はあくまで結果。
振り返って、翌月に向けて足りない点や十分な点を見直して、改めていくためのひとつの判断材料とします。
記録を伸ばしていきたいのであれば、距離ありきではなく、距離は後からついてくるものという考えて取り組むことをオススメします。
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