出来ることに。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

仕事やトレーニング、日常のこと。お休みの日であっても、本当に何にもしないという人はいないはずです。身の回りのこと、何か一つはやりますよね。

その行動が作業なのか、意図して行うものなのかで効果は大きく変わってきます。

 

 

たとえば、歯磨き。

日本人の9割以上の方が毎日行っているとされています(http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2016/160531/より。2016年時点)。その歯磨きを目的を持って行っている人はどれほどいるでしょうか?

携帯を覗きながら、あるいはテレビを見ながらなど作業としてやっている方が多いのではないでしょうか。「ここを磨くにはこの角度から…」などと考えながらやっている人は推測ではありますが圧倒的少数だと思います。

 

でもどちらがきれいに磨けるかというと、恐らく後者でしょう。

このように、作業なのか目的を持って行うのかでは、同じように時間を費やしても行先は異なってくることが予想できます。

 

 

出来ることに目を向ける

そのように目的を持って行おうとすると、当然取り組み方が変わってきます。その中では思い通りにいかなかったり、失敗をすることも出てくるでしょう。

出来ないことは必ずあります。そして進歩するために出来なかったことを見直すことは当然必要です。同じ失敗を繰り返し続けていては成長はありませんから。

 

かと言ってその失敗にばかりに目を向けていては、他のことに気が回らなくなります。また次に取り組もうという意欲がわいてくるでしょうか。難しいですよね。

気持ちが強く、高い目標を掲げて揺らぎないものとしている人であれば立ち向かえると思いますが、難易度ははるかに高いものとなってしまいます。

 

ですから、まずは出来ることに目を向けてみませんか。それが簡単に思えるものでもいいのです。少しでも出来たところがあれば、人によってはその行動を起こしたこと自体に目を向けて「今日の自分良くやった!」と思ってみるのも良いでしょう。

 

それが出来るようになり、取り組むことが当たり前になったら第2段階に行ってみましょう。ただしただ単に「出来た、やったー」と満足をするのではなく、そこからさらに一段上がるために工夫を出来るところはないか、先に挙げたように課題があるのならその対策を練ってみるなど考えを巡らすことでさらに進歩を促すことができます。

もし100%出来なかったのなら、今はまだ土台を固める時かもしれません。目標を見直してみましょう。

 

どうやって自己満足をさせ意欲を保つのか。そこが一つのカギになってくるはずです。