ゴールへ近づくための小さな成功。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

仕事はもちろん、走ることやダイエットなどに取り組んでいる方は「目標」を設定されている方が多数だと思います。

それは大きなもの=最終目標となってはいないでしょうか。

日、週といった小さな単位でトレーニングや食事に目標・目的・テーマを持っているでしょうか。

 

たとえば、「10月の大阪マラソンでフルマラソンを完走したい。」という目標を持っている方がいたとします。

その目標だけを見て、トレーニングを組み立てていくのは非常に難しいですし、上手に組めたとしても実行していくのは困難です。
なぜなら、見直す機会が少ないからです。

 

大きな目標を持つことは大切です。

その目標をより確実に達成するためには、「目標を立てた時」がスタートラインと考えるべきです。

今この一瞬も「レースに対して影響する時間」の一部なのです。

そのため、ゴールから逆算していき「ここまでにはコレを達成したい」という理想を作り、そこから月単位、週単位、可能であればその日毎のテーマを設定していく。

 

「今日の練習は長く走ることに専念しよう」
「今日は動きづくりを念頭に置こう」
「今日は休んで、疲労を抜ける食事をしっかりとろう」

その日のテーマは簡単なものでいいのです。

ただ小さなテーマを設定し取り組むことで、今の課題を見極めることが出来ます。

そして達成したときに「成功例」として自分の経験として残り、大きな自信につながります。

やればできる。

 

この感情を持てる人と、持てない人では大きな違いが出てくると思っています。

 

先に挙げたような大阪マラソン完走という目標を持っている方が、週に3回トレーニングの時間をとれる50代男性だと仮定しましょう。

8月
・週に3回は確実にトレーニング出来る習慣を作る。
・そのうち1回はウォーキングを入れながら1時間以上動き続ける。
・こまめに給水を摂る習慣をつける。

9月
・3回のトレーニングを全てランニングに移行する。
・ゆっくり少し長めの時間走る日と、距離は今まで通りでスピードを少し速めにする日のメリハリをつける。
・週末などを利用して1時間以上のラン+ウォーキングなど合わせ技で2~3時間動き続ける。
・食事はしっかりとって、体の中身も充実させる。

10月
・3週間ほど前までをメドに、20km「完走」を目指す。
・走る習慣は変えない。
・最後の1週間は頑張ずに、動く習慣のみ継続する。
・食事・水分はしっかりとる。

 

性別、体力、走力、生活習慣のような条件はそれぞれ違うので一概には言えませんが、ざっくりいうとこのような目標を立てたとします。

3日動けるようになった→1時間動けるようになった→きちんと飲む習慣をつけた。

これだけで3つの成功をひきだしています。

成功すると、次の目標にも取り掛かる意欲が生まれやすいのです。そしてひとつステップアップした次の目標へと挑みます。

 

少しでも成功に近づくためには、大きな目標のみ設定するのとどちらがいいでしょうか。
小さなステップを準備して、ポジティブな考え方のほうが楽しく取り組めると思いませんか。

 

ローマは一日にして成らず。

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毎日を積み上げることで、大きなゴール(目標)にたどり着けるように、準備していくことをお勧めしたいと思います。

 

しかし、中には逆算するのが苦手だったり、目安となる目標の設定のやり方がわからないという方もいると思います。

無料でカウンセリングもさせていただく(場所等条件による)ことも可能ですので、疑問や質問があればお気軽にメールを送っていただけたらと思います。