JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。
「やっておけば良かった…」
そう感じる時ほどもったいないことはありません。
忘れていたわけではなく、やらなかったわけですから。
と、別に人生を諭すつもりはありません。
今回のテーマは補給に関してです。
ようやく中部・東海地方までは梅雨明けをして、これから夏本番となってきます。
3ヶ月予報ですと、気温は例年より高めになるとのことです。
この季節に気をつけて欲しいのは水分や栄養の補給のタイミングです。
脱水症というのは暑くなくてもなり得ますが、それに加えて高体温症のリスクもある夏は要注意です。
人間が生きていく中で、水を欠かすことは出来ません。
食料を取れないよりも、水分を取れない方が命の危険性は高いとされています。
それだけ身体にとって大切な水。
あなたはいつ飲んでいますか?
喉が渇いてからという方が少なくないと思います。
しかし、それでは遅いのです。
目安として、1%を失うと喉が渇き、2%で運動能力が低下し始める。
3%で食欲不振、5%で目まいといった中度の脱水症。
10%では内臓の機能等に支障が出始め、命の危険があるとされています。
また、身体が一度に吸収出来る水分量が限られているということも忘れてはなりません。
吸収する力の個人差や、飲むものによって吸収率の違いはありますが、1時間に500ml出来れば十分とされています。
均等に割ると12分で100ml。
かなり少ないと思われませんか?
一度に摂りすぎた水分は、吸収されることなく排出されてしまいます。
喉が渇いた!と、500mlのペットボトルを一気飲みして、お腹がタプタプになったという経験はありませんか?
まさにあの状態です。
時間が経てば吸収してくれるわけではなく、もったいないことに限界値を超えると排出されてしまうのです。
ですから、大切なのは…
喉が渇く前に、こまめにちょっとずつ飲むことです。
また先ほど少し触れましたが、飲むものによって吸収の仕方や身体に与える影響が違います。
あれがダメ、これは良いなどとは一概には言えません。
ただ言えるのは、偏る飲み方は避けた方が良いです。
水でさえ、そればかり飲みすぎるとかえって吸収しにくくなるどころか、低ナトリウム症などを引き起こす危険性さえあるのです。
- お茶が好きだからお茶しか飲まない。
- 職場ではコーヒーばかり
- 炭酸で気分転換やらないとやってられない
- 健康を考えて水しか飲まない
- 100%の果実ジュースに限る
- スポーツドリンク飲んでおけば平気でしょ
色んな方がいると思いますが、1つに偏るといずれも良い影響は得にくくなります。
バランス良く、たまには他のものを入れつつ、こまめに。
トレーニングする方はもちろん、元気に暑さに打ち勝つためにも身体を潤して乗り切りましょう。
明日は少し具体的に、それぞれの影響について書こうと思います。