JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。
突然ですが、私が目指すところは、お客様がなりたい姿になるための併走をして、一緒にゴールにたどり着くことです。
そのためには、今より強化していきたいポイントも見つかるでしょうし、今のままで問題ない部分も、むしろ削りたい部分も出てくるかもしれません。
現状を把握するのはもちろんですが、今の状態があなたの100%かどうかというのもしっかりと見極める必要があるでしょう。
ベストコンディションだと思っていても、無意識のうちに身体のどこかに動きの制約があったら、それは100%ではないのです。
無意識の制限
仕事にせよ、日常にせよ、生活習慣というのは面白いほどに身体と頭に定着しています。
気付けば同じ動きをしてしまうのです。
その結果、その動きには強くなりますが普段とは違う動きに対して非常に弱いということも可能性として考えられます。
では、そのような制限から身体を開放するためにはどうすれば良いか。
それには、今まで身体が十分に経験をしていない信号を神経に送ることが関係してきます。
知らない(=したことのない)動きは再現することが非常に困難になります。
たとえば、足踏みをするとき。
脚を持ち上げて、地面を踏みしめるという動作を繰り返すことになりますが、脚を持ち上げるためにどこから動いているかを意識したことがありますか?
身体には、各部位を動かすために筋肉や関節が存在していて、単純に見える動作でさえそれぞれが複雑に絡み合って反応しています。
それらを大まかで構わないので、意識をするかしないかで身体の反応は大きく違ってきます。
非日常の動き
パソコンやスマホなどを覗き込んだり、本を読んだり、デスクワークが多かったりと動きに制限が多いのが現代社会。
その中では知らずに身体の可能性も閉ざされています。
いきなり運動をしましょう!と言われても、運動の仕方や身体の動かし方を体が覚えていない状態なのです。
そこでスイッチを入れるのに個人的に気に入っているのがヨガです。
呼吸とゆったりとした動きを絡めることで、身体を呼び覚ましていくことができます。
ゆったりなのに、関節周辺が今まで錆びついていたかのような不思議な感覚になります。油を差すようなイメージに近いかもしれません。
先日は、興味のあるジャンルの体験と説明会を受ける機会がありました。
今回は日程の都合がつきませんが、今後受講して皆様に還元していきたいと考えております。
どうしても早い動きをしたくなりますが、ゆったりとした動きこそ身体の可能性を広げる近道になるような気がしています。
その効果がどのように表れるか、またご報告出来たらと思います。