世界記録とその意味。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

ロンドンマラソンにおいて、男子マラソンの世界記録が生まれました!

ケニアのサウェ選手が記録したタイムは1時間59分30秒!

まさに前人未到の1時間台に突入しました。

 

驚くべきなのは、2位のケジェルチャ選手は初マラソンにもかかわらず1時間59分41秒、3位のキプリモ選手でさえ2時間0分28秒と3人が同時に従来の世界記録を越えたという点。
やはり一人で攻め続けるよりも競い合う中で、という方が可能性が高いことも推測できます。

この次元で競い合える選手がいたことがこの結果につながった要因の一つでもあると思います。この異次元のレベルでそれが出来る選手が集まること自体もとんでもないことですが。(語彙力w)

 

 

ちなみにこの優勝タイムはハーフマラソンにおける日本歴代2位の篠原選手と3位の小椋選手のタイムをちょうど足したタイム。

現状日本のトップ選手2名のリレーでようやく勝負ができるタイムなのです。すごい以外の言葉が見当たらない(笑)

 


ゴールタイムを単純に平均すると1km毎のペースは2分50秒。100m換算で約17秒で走り続けたことになります。

しかも後半のハーフが59分01秒のネガティブスプリット。

30~35kmが13分54秒、35~40kmが13分42秒と「勝負」としても力でねじ伏せたという圧倒的な走り。

 

フルマラソンには30kmの壁があるなんて言いますが(私はないと思っていますが)、その壁のあるとされる距離からの10kmでペースアップして27分30秒くらい。いやいや。なんですかこれ(笑)

 

 

かつてBreaking2やINEOS 1:59 Challengeという1時間台を目指そうというプロジェクトがありました。あらゆるサポートをする中で走っていたのですが、その記録が公認大会で出たというのが本当に衝撃。(参考記事①:壁の向こう側、参考記事②:ついに

 

 

純粋にすごい記録の誕生ということに加えて別の意味があると考えます。
それはある種のメンタルブロックを壊したということ。

 

「1時間台は実現可能である」

 

難しいことは間違いないですが、誰かが出来ることで次が続く可能性は上がると思っています。

 

日本の選手にもそういうところを目指してほしい。
そこを狙う世代の育成に少しでも関わっていきたい。なんて思っています。

練習の進め方

世界記録を目指そう!とは言いませんが、ご自身がそれぞれに掲げている目標に向かってチャレンジできるのもマラソンの醍醐味。

 

タイムを伸ばすには練習が不可欠とはいえ、闇雲に練習をすればいいかというとそれも違います。
現状を踏まえて、何が出来るか・足りないかをしっかりと把握したうえで練習を組んでいくことが近道だと私は考えています。

誰かの真似をするというのも最初は手段の一つかもしれませんが、その「誰か」の成功例はあなたとは違う人のものです。
どこかで会わないところは出てくると思います。

 

 

練習の考え方(組み方)としては、ざっくり言って2パターンの方針があります。

1つはとにかくスピードにこだわって、貫き通すやり方。

たとえば5分/kmペースで走りたいと思っている場合に、そのペースでとにかく走るのです。1kmしか走れなかったとしても「今日は1km『も』走れた」と成功にスポットを当てます。
そしてそれを積み重ねることで、2km、3kmと距離を伸ばしていく方法。
こちらは自己肯定感を優先させた考え方が得意な方向けです。

 

ただし良いとか悪いとかではなく、正直な感想としては日本人の思考傾向からすると、あまり向いていないやり方かなと思います。(今の若い世代はこの方が良い場合もありそう)

 

というのも「5km走ろう」と思っていた日に、1kmで走れなくなった時にあなたは「1kmしか走れなかった」と考えませんか?

 

もしこの状況で「1kmも走れたじゃん。今日は良い日だ!」と素直に考えられるのであればこの方法は効果的かもしれません。

 

 

一方、多くの日本人の市民ランナーは失敗をしにくい方法から土台を整える方が向いていると考えます。
5kmという距離を決めたら、まずはそれを走り切れるペースから始める。なんならウォーキングでもOK。

そうすれば「5km走れた!」という成功体験が身につきます。
その距離や時間を少しずつ成長させていって、土台を作る。そしてその土台を生かして次のステップ(距離・ペース)に進んでいくというやり方。

 

 

そして練習内容は基本の軸は大事ですが、その軸を生かすためには「刺激」が必要です。
しかしその刺激が強過ぎたら、軸さえ壊しかねません。あくまでもアクセントとして刺激を入れてみましょう。

 

練習プランを組むのは、そして実施をするのは簡単ではありませんが、成長を目指すのであれば絶対に手を付けておきたいことです。

 

でも簡単じゃない。
相支走愛としてはオンラインでのメニュー提案を月や週単位で行っています。 

 

サブ4のために、とか書籍などがまさにそうですが、理想を押し付けるのはある意味簡単です。でも取り組めなかったら意味がない。
そしてあなたに合うかどうかもわかりません。

 
私はあなたの生活リズムや練習プランを土台として、どんなバリエーションを付ければ成長のきっかけになるかということを一緒に考えながら作成していきます。

今はAIなどでメニュー作成もしてくれますが、一度比べる意味でもお試しいただければと思います。


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