動機の振り返りは成長の種。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

 

 

あなたが走り始めた動機はどのようなものでしたか?

 

学生時代になんらかの運動をしていた人からすると、走ることはあまりハードルが高いものではないかもしれません。

逆に社会人になってランニングを始めるのは、何かきっかけがないと難しいのかもしれません。

 

走るのは「しんどい、つらい」という印象が強く、1人ではなかなか1歩目を踏み出せないのです。

 

 

動機やきっかけは十人十色

「職場の駅伝で走ることになったから」、「友達とノリでエントリーした大会の抽選に当たっちゃったから」という受動的なものがきっかけになっていたりした人は案外いらっしゃるような気がします。

「健康のため」などの自発的なもの、「健康診断対策」という緊急(?)のものもあるかと思います。

 

 

「道具も靴さえあればあまりいらずお金がかからなさそうだから」というものもあるかもしれません。

しかし、蓋を開けてみると実際はそうではないのですが、この点はどのスポーツや趣味に関してもこだわればこだわるほど費用が必要なのは似ているので、よほど工夫をするか目をつぶるかしかないでしょう…

 

 

ランニングは「1人でも取り組める」というのも魅力の一つかもしれません。

好きな時間に、思い立ったら行えるというのは忙しい人にはやりやすい条件のひとつになるでしょう。

 

そして1人でのやりやすさも相まって、一番多い動機は「ダイエットのため」ではないでしょうか。※本来の「ダイエット」の言葉の意味は違うのですが、こういった方が伝わりますよね。

 

一人で痩せるための努力を始められるのは、人によっては良い動機になりそうですね。

 

 

私が走り始めたきっかけ

私自身が始めたきっかけは、引っ越しでした。

縁もゆかりもないと言っても過言でもない場所に引っ越した時、声をかけてくださった人が「面白いイベントがあるよ」とハーフマラソンに誘ってくださり参加に向けて準備するために走りはじめました。

 

走ることが習慣ではなかった私でしたが、「大会では最後まで走りきりたい」という思いから練習を継続することができました。

その中で少しずつタイムが伸びたり、今までより長い距離を走ることが出来るようになったりと自分を奮い立たせる要素が出来てきたので、続けることに楽しさを覚えてきました。

 

 

ひとつの大会を経験したことで、他の大会にも出てみたいという欲が出てきました。

県外の大会にも出るようになり、様々な特色がある各地の大会そのものに出る楽しみを知ったことで行動範囲も広がり、大会でいろんな場所を訪れることが目的の一つになりました。

 

また、ラン仲間が増えたりすることも続けるモチベーションに繋がっているといえます。

 

同じとはいかなくても、もしかしたら共通する点がある方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

今でも走り続ける動機は、記録や走れる距離ものばしたいというのもありますが、走ることやそれに関係出来る楽しさを少しでも多くの人に感じてもらえるようになりたいという点が大きいところです。

 

 

動機を見つめれば、進むべき道が見える

動機を改めて見直すことは、やる気という芽を生み出します。

 

モチベーションを高めるためには有効な手段です。

 

初めて走ったときと現在では、動機が変わってきている方も少なくないと思います。

今、あなたはどんな動機に動かされて走ることを選んでいるのでしょうか。

 

そこをしっかりとさせることで、現在やるべきことが見えてきます。

 

単純に習慣だから、でしょうか。

楽しいからでしょうか。だとしたら何が楽しいのでしょうか。

健康のためでしょうか。今の健康状態はどんなもので、どうなりたいのですか。

 

痩せるためでしょうか。

または速くなるためでしょうか。

何かの大会で結果を残すためですか。

 

 

改めて、自分の気持ちを掘り起こすことで、目指すべき道が見えてくるかもしれません。

それによって、これからどういうことをやっていこうかという目標も作れるでしょう。

 

 

目標は明確になったけど、何をしたらいいのかわからない、という方はご相談ください。

あなたの現状や目標をカウンセリングを通してしっかりと定めて、メニュー等のご提案が可能です。

 

 

改めて聞きます。

あなたの動機はなんですか。