「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
今日テレビでやっていた中居くん司会のスポーツを振り返る番組。今は新規で収録などができない状況ですからジャンルを問わずこういう番組が増えていますが、振り返れるのってなんだか良いなと思います。しかも個人的には題材がスポーツだと嬉しい限り。
番組をちょうど見始めたのが「逆転」をテーマにしたランキング形式の発表の途中でした。ラグビーW杯(2015年)で日本が南アフリカに勝利した場面。結果を知っているのに1人で見ながら、自然と目にこみあげてくるのです。そこに家族が通りすがるので焦る焦る(笑)
私の涙のツボは、スポーツものです。もうね、余裕で泣けます(笑)
泣こうとしなくても「うわーっ」と感じたときに、血が逆流するような全身が震える感覚があるのですよ。
競技に集中して見ているときはある種興奮しているのに、この涙が副交感神経を刺激し呼吸や脈を安定させたりするとは…身体のメカニズムとは面白い。このまま昂ったらあかん!と安定に導くわけですね。
一回スイッチが入ると、もうダダもれです(笑)
今はとてもこの先スポーツの大会がどうなるとか考えたりできる状況じゃないですが、早く以前のような日常に戻ってほしい。
そして、そういう大会に挑戦するクライアントと歓喜を分かち合いたい。その時の涙の嬉しさは格別。ビールの美味さも!
その時まで、私は爪を研ぎます。もっと出来ることを増やします。
あなたにも今出来ることを見つけて、あるいは作って取り組んでほしい。1日を効果的に使うために。どんな1日も同じ時間なのだから。
涙の作用
少し話は戻って、涙のお話。
感情の変化によって流す涙は、ストレス物質とされるプロラクチン、コルチゾール、ACTHなどを体外に流し出すという説もあります。ストレス物質を流す=軽減することになるので、涙を流すことは心を解き放つのに効果的とされています。
また昂ったり乱れた精神状態を安定させるために分泌されるセロトニンは、別名幸せホルモンと呼ばれます。緊張や不安を軽減させるとともに、疲労感や心の混乱も解消してくれると言われています。
感情に刺激を与えて涙を流すという行動には、こんなメリットがあったんですね。
ちなみにこういった気持ちを安定させてくれる働きは、涙を流すことの他にも日光を浴びたり、身体を動かしたり、親しい人と触れ合ったりすると活発になります。
残念ながら今は会いたい人に簡単には会いにくい状況です。生活リズムも乱れやすい。外に出るのもちょっと…
難しい環境を強行突破して行うのではなく、出来ることをやってみましょう。
たとえば朝起きてカーテンを開ける。それだけでもいい。家の中で軽くストレッチをするだけでも、運動になります。一度本気でラジオ体操やってみてください。かなり疲れますよ。
ちょっと電話してみる。耳に直接語り掛けてくる声は脳に効果的に刺激になるといいます。
今は学校が休校になったり、職場に出勤できなかったり、一方でありえないほど忙しくなったり…非日常の生活を余儀なくされている方がほとんど。
そういう非日常は確実にストレスを生みます。
今こそ、好きな映画やドラマでもいいし、先に挙げたようなちょっとしたことをやってみるなど、自分のツボをおさえて感情を出してみるときなのかもしれませんね。
対処する術を見つけて駆使して、一緒に乗り越えましょう!
笑顔の日々に戻れるように。