「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
先週末に終わった世界水泳。毎日興奮しました。
大会前半で行われたアーティスティックスイミング。女子のエースは乾友紀子選手。「あの」井村コーチに小学生のころからついて指導をされてきた選手です。今大会でもソロで銅メダルを獲得しています。
アーティスティックスイミングも競技を見るのは好きですが、経験者ではないので正直なところ技術面などはわかりません。「おー、凄い!」レベル(笑)
それでも身体の使い方がしなやかだったり、指先まで神経が行き届いているなと感じる時には点数が伸びるので、まったくトンチンカンな感想でもないのかもしれないと思ったり思わなかったり…
さて、その乾選手。
私が驚いたのは、大会前の乾選手に密着した某報道番組で見た練習風景。身体が柔らかいのは訓練の賜物ですし、世界で戦う選手ですからもちろんです。わかってはいましたが、それを作り上げるために関節の可動域に対して極限までアプローチをしている様子が見てとれました。
私たちのいうストレッチは足を伸ばしましょう~とかそういうところが大きいと思います。当然と言えば当然ですが、そのレベルをはるかに超えて、この関節をこの方向にどれだけ動かすというような、本当に繊細な感覚を少しずつ磨いていたのです。
しかも「普通」に動かせる可動域を限界に近いほどまで高めているように見えました。
日常のストレッチや可動域トレーニングも、ただやっているという習慣で終わってしまっている方も少なくないと思います。それさえやっていないという方もいらっしゃいます。
私たちがトップアスリートと同じことをするのは難しいですが、その要素を学ぶことは出来ます。
ストレッチをするときにどこをどのように動かしたいのかをイメージする。そしてそれに近づけるためには、どんな角度で動かしていくのか。考えなければ、その効果は半減してしまいます。
どんなことであれ、そこに意志と目的を明確にすること。
これが日常の質を上げるポイントなのだと改めて感じました。あなたはどのように過ごしたいですか?