身体が導く大きな可能性。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

私がパーソナルトレーニングなどをしている際に大事にしていることは、その方の身体にとって無理のない動きを引き出すということ。そしてその無理のない動きを増やしていくアプローチが、怪我のリスクを減らしたりパフォーマンスを上げていくことに繋がっていくと考えています。

さて、先日こんな記事を目にしました。

【DeNA】筒香、故郷でアドバイザー就任式 田んぼや山を走り「けが回避方法学んだ」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190120-00000323-sph-base

この記事の中では、プロ野球DeNAベイスターズの筒香選手が自身の経験から、技術を習得するよりも体の使い方を学ぶことで怪我のしにくさやパフォーマンスが上がるというような内容のことを話しています。

その競技において、トップクラスの実績を残している選手がこのような発言をしていることに大きな意味があると思います。上達するためにその種目の練習をすることは必要ではあっても、根本の身体が十分に使えなければ本当の意味で身につけることは出来ないのです。

 

 

走るトレーニングは走ることだけじゃない

私もジュニア対象の教室コーチを今年から担当することになりましたが、走ることに比重を置きすぎることはないようにするつもりです。

特に子どもは、色んな身体の使い方を学ぶ能力が大人に比べて高い状態にあることが多いと言えます。私の考え方としては教科書通りの走り方を学ぶよりも、いろんな動き方をしてほしい。その中で自然と効率の良い動きを体感して学び取っていく方が後々を考えると良いと考えるからです。

たとえ最新鋭の道具があったとしても、その道具の使い方とその動きは上手くなっても身体の根本が伴っていなければ、実際の場面で直面する変化に対応するのに苦労してしまうはず。道具がなくても、さまざまな動きを身につけることであらゆる場面に対応できる土台を作っていけると考えています。

 

もちろん良い方向に進むための手助けやヒントは与えていきますが、こちらが求めている方法が出来なくても、違うやり方でそれを実現させてくる子もいるはず。型にはめず、楽しみながら、お互いに前進できるような環境を作っていきたいと改めて感じました。

 

この記事の中では小学生がマット運動で想像以上にてこずっている様子にも触れられていました。昨今の子どもの身体の成長に対する運動能力の低下も、環境の及ぼす影響は少なくないはず。与えられた環境の中で、どれだけ引きだせるかというところですね。

 

子どもも大人もやっていないことを出来るようにするのは難しい。出来るだけいろんな動きを伝えて、そして私自身も一緒に動いていけたら一番良いのかなと感じています。

これからが楽しみです。