クロスカントリーを求めて。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

神戸という街は意外なほど運動がしやすい環境だと感じています。ランニングコースがあったり、体育館などがあったり。

でもまだ開拓出来ていないのがクロスカントリーとして使えるコース。

 

クロスカントリー走(通称クロカン)は簡単に言うと不整地で走るトレーニングです。そこに起伏があったりするとなお好ましい。

 

 

コースを求めて

アクセスが比較的しやすくて、かつ入園料などが極力かからない場所はないかと思って検索。

候補として見つけた場所が使いやすいかどうかというのは、結局自分の目で確かめるしかありません。というわけで、いざ出陣!

 

あえて日中の暑い時間に出かけてみました。個人差はありますが、自分がどれくらい負担に感じるのかというのを確かめておきたかったので。

向かったのはこだかい場所にある公園。

めっちゃ晴天!芝もあっていい感じ。1周400mほどなので手ごろな距離ですし、見通しも良くて使いやすそう。

 

この日、外周のコースは中学生とおぼしき子どもが練習中。この暑さで大丈夫?

私たちは趣味でやっているので、やるもやめるも自分の意志でコントロールできますが、部活ってそうはいかないと思うのです。たとえ顧問の先生が「無理するなよー」と言っても、1人だけやめますなんてなかなか言えないでしょう。

心配になりましたが、その日は大丈夫そうでした。

 

 

この場所は、これだけ神戸の街を見通せるくらい「ちょっと」坂を上ります。

来るだけで実はぐったりしていたという事実。

一応そのままインターバル4本やりましたが、上げきらないまま心拍マックスでした。暑さ、恐るべし。

 

また行ってみたい場所になりました。

 

もし他にもオススメのクロカン(風でも良いです)コースがあれば、是非教えてください。

 

考えるメリット

私がクロカンで得られると思っているメリットを挙げてみます。

 

  • 地面が柔らかく接地の衝撃が小さくなる。

普段と同じように走ったとしても、アスファルトに比べて柔らかい地面によって脚に感じる衝撃は小さくなります。衝撃が小さくなることが必ずしも良いことだらけというわけではありませんが、普段途中から痛くなりやすいという方がどうしても動きながら治したいというのであれば、試してみる価値はあると思います。

 

  • 効率の良い走りが身につく。

土や芝生の地面はアスファルトのように反発は強くありません。その為、一歩ごとに前に進むための力を得る必要が出てきます。かと言って「蹴る」ようなフォームの場合は、脚が後ろに流れてしまって走りにくくなります。

そういう場所では大きな筋肉を効率よく使えるようになると走りやすくなってきます。走っているうちに身体が「楽」をしようとするのが本能です。あなたの身体にとってどうやったら楽に進めるかを実感できるでしょう。

最初のうちは慣れていないため疲労が先行すると思いますが、続けていくうちに前に進みやすいフォームを身につけるきっかけになります。

 

また不整地では足場のバランスが確保されているわけではありません。一歩ごとに上体なども使いながらバランスを取りつつ走ろうとします。このことが体幹への刺激にもなり、全体的にバランスの取れた動きに近づいていきます。結果的に効率も良くなりランニングエコノミー向上へと近づけるでしょう。

 

  • 短時間で負荷を上げられる。

先に挙げた理由のように、動員する筋肉が増えます。そのため心拍も自然と上がりやすくなります。筋肉への刺激、心肺への刺激を上げられるため短時間で負荷を上げるには効果的でしょう。

最近のように暑さが身体にこたえるような状況の場合は、短時間でスパッと終えられるような内容を取り入れるのも一つの方法です。

 

  • 気分転換になる。

街中を人や自転車を避けたり、信号待ちをしたりしながら走るのは意外と疲れるもの。その点、少し自然を感じながら身体を動かせると視覚的にも精神的にも普段と違って感じることが出来ます。

同じ距離でも早く感じたりするかもしれません。

 

ただし、不整地ということは脚をひねったりするリスクもありますし、短時間で効果が得られるということは負荷も短時間にしては高いものになります。

いつもやってしまうとかえって故障のリスクを高めてしまいますので、周期は1週間に1回程度入れられれば十分でしょう。アクセントとして取り入れてください。

 

 

8月以降は練習会の内容を変えていきますが、その中で金曜日の短時間練習の日には、こういったクロカンや刺激の強い内容を取り入れていきます。

是非ご参加ください。