言葉の力。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

年度が替わり、新しい環境になった方も少しずつ流れを作り始める頃でしょうか。落ち着くまではまだ時間がかかると思います。それまでは自覚していない疲労も少なくないと思いますので、お互いに無理はしないようにしましょう。

 

まだ新年度に入ったばかりではありますが、早くも今シーズンの大きなフルマラソンの大会エントリーが始まっていますね。フルマラソン「初挑戦」になる方も少なくないでしょう。

大阪、神戸、金沢など抽選必至な都市型大会だけでなく、松本やみやぎ復興など地元密着型の大会もエントリーを行っています。まずはどこを走るか(走りたいか)を決めるだけでも大変そうです。

 

 

大会が決まったら

抽選結果待ちなどで、すぐには目標大会が決まらないかもしれません。それでもだいたいの時期は目処がついていますよね。

たとえば11月中旬くらいの大会を狙っているのであれば、会場はどこであれ日数はある程度絞れるはずです。残された時間は確実に少なくなっていきますから、思い立ったら「今日」から何かひとつ行動を起こしましょう。

階段を使うようにするとか、食事は腹八分目にするとか、駅から家までは歩くなど簡単にできることだけでも探せばいくらでもあります。

 

 

そして実際に走る大会が具体的に決まったら、どんな自分を想像するのかなるべく具体的に言葉にしましょう。

たとえば神戸マラソンで3時間29分で走るとか、大阪マラソンまでに体重を5kg減らして気持ちよく走るとか、おかやまマラソンでは怪我なく走って全てのエイドを楽しみながら笑顔で走るとか。

 

具体的に言葉にすることで、自身の中で「意識」を持つことができます。

そしてその目標を達成するための過程が見えてきます。変化をするために何が必要かを考えるようになるでしょうし、次第に努力をはじめることでしょう。

 

 

言葉は力

先日行われた水泳日本選手権では、実績ある選手が期待通りの結果だったり復帰する選手がいたりと今後に向けて楽しみな結果となりました。その中でもやはり一番驚かせたのが池江選手。まだ17歳でありながら、世界を見据えて進化を続けています。

優勝しても反省をしていくその発言からは日本で勝つことではなく、世界で勝つことをイメージしていることがよくわかります。

 

そのトップアスリートでもちょっとした意識の変化で違ってきます。彼女自身初出場となったリオデジャネイロ五輪では「メダルを取りたい」ではなく「決勝に行きたい」とは言っていたため、決勝に残った時点で目標が終わっていたと述べています。

メダルを目標にしていないわけではないとは思いますが、言葉にしていたら違っていたかもと感じているようです。

 

今大会では「全力を尽くす」などの抽象的なものではなく、具体的なタイムを口に出すことが目立ちました。

そうする自信がついたということもあるのでしょうが、言葉にすることが力を引き出すことにもなるのだと改めて感じました。参考記事:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180411-00000162-sph-spo

 

 

種目やレベルは違ってもこれはあなたにも通じる話です。

あなたの目標はあなたのもの。誰に文句を言わせるでもなく、自分で具体的に言葉にしてみましょう。