本気で休む。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。

 

昨日の記事でトレーニングを行う際は、しっかりとした意志や目的を持つことが成果を十分に引き出すためのカギになるという内容を書きました。参考記事:目的が背中を押す

 

頻度に個人差こそあれど自分の計画の中で日常的にトレーニング、またポイント練習などの負荷の高い練習を行う方は、比較的その目的を持つということは意識しやすいのではないでしょうか。

しかし、身体が成長するためには、トレーニングという刺激に加えて、食事による栄養補給と、休息による回復の3つの柱が必要です。

 

 

実は一番難しい

目標を掲げている方からすると、トレーニングや食事は案外取り組みやすいでしょう。そこに近づきたいという希望があるので、実現するために刺激を与えたり食事の内容を見直したりすることはしやすいのです。(継続できるかは別問題です)

なぜなら目で見たり、数字に表れたりと実感をしやすいから。

 

おそらく一番「取り組む」のが難しいのは休むこと。何となく休みとは意味が違います。

頑張って練習は出来ても、同じような意識で休むことを出来ていますか?

 

 

先に挙げた三本柱は、それぞれ効果が出るサイクルの長さやリズムが違います。

 

 

トレーニングで頑張ることばかりを優先させていると、休養(回復)が追いつかず、結果的に疲労が慢性的なものになり十分なパフォーマンスを出せなくなるどころか、体調不良をきたすこともあり得ます。

 

それが一日だけであればオーバーワーク。ある種大会のように負荷の高い一日はこれに属するでしょう。そのような場合は数日、長くても1か月以内で回復することがほとんどです。

ところが、継続的なものになってしまうとオーバートレーニング症候群と呼ばれる状態になり、回復するまでに人によっては数か月間もかかってしまうこともあります。

 

この疲労の厄介なのは「○○が痛い」のように実感しにくいということ。何となくだるい、気分が乗らないなど身体的な面から精神的な症状まで、これといった決まったものが出てくるわけではないのです。

 

積極的休養を取りいれることは、このリスクを軽減するために役立ちます。

 

難しいなら避けられるように

症状の判断も難しいですし、回復するまでも長いので非常に厄介なのが疲労の蓄積です。

それだけ難しいことは、最初からならないようにためない努力をする方が賢い選択だと考えます。

 

 

まずスケジュールを前もって組むタイプであれば、トレーニングと休息のバランスを考えることがその助けとなるでしょう。

その日にどうしようか考える方であれば、体感での疲労や気分などで内容を変えるというのも良いでしょう。

 

また休む時には「積極的に」休む。

ケアでほぐすように努めるのもいいでしょうし、徹底的に何もしない!とするのも良いかもしれません。

 

日々の睡眠は生活に欠かせません。

よく言われていることですが、食後すぐに横になったり、寝る前に明るい画面を注視したり、気持ちを昂らせたりというのは睡眠の質を下げる要因になり得ますので、極力避けるようにしましょう。

 

何かを取り組むのが難しい方は、まずこの何気ないことから実践してみてください。

明日の目覚めが違ってくるかもしれませんよ。

 

 

具体的にこうした方が…というのは、長くなってきたのでまた改めて記事にしたいと思います。

 

その日の疲れ、その日のうちに!

 

ためなくても良いものはためずに、睡眠も質の良いものにして回復を促しましょう。

それでは、おやすみなさい。