「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。
昨日の記事において、1月の練習記録をまとめました。参考記事:努力を糧に。
ランナーの中には距離をこなすことが目的になっているかのような方も少なくない気がします。
そういう声も聞こえてきますので、私の2017年の月間走行距離をまとめてみました。
1月:286.2km
2月:133.76km
3月:64.01km
4月:135.64km
5月:88.76km
6月:122.88km
7月:103.39km
8月:161.55km
9月:224.16km
10月:130.11km
11月:77.15km
12月:165.4km
月平均140.64km。市民ランナーの中では、それほど多くはない部類だと思います。
私が伝えたいのは「距離が少なくても伸びしろは作れる」ということ。
目標は何ですか
あなたの目標はなんですか?距離をこなすことですか?それとも速く(強く)なるためですか?それともそれ以外でしょうか。
ランナーの数だけいろんな目標があるでしょう。
それには不正解は1つもありません。
でも目標と手段を見誤ると遠回りとなるかもしれません。
私は2016年の神戸マラソンで出した3時間9分53秒がベストでしたが、加古川マラソンにて更新し3時間7分9秒(ネットタイム)を記録しました。参考記事:加古川での激闘。
市民ランナーのほとんどは仕事や家事などいろいろなことに時間と労力を割きながら走っていると思われます。
時間を割くことができれば目標へ速足で進むことはできるかもしれません。それでも今の環境で限られた時間を有効活用すれば目標には近づけると考えることが出来れば気持ちの面でも大きく違いが出てくるのではないでしょうか。
私自身日々のトレーニングに目的を持たせ、意味のある内容にするように心がけてきました。そうすることである程度までの理想に近づくことは可能であると、自らの身体で証明できました。
もちろん内容を充実させた結果として、「距離が延びる」のあればそれは歓迎すべき状況だと思います。
しかし、距離ありきで月末に「あと○○kmで大台だから」と頑張る人をよく目にします。
その時点での満足感は得られるかもしれませんが、何が得られるかということをしっかりと自分の中で描きたいところです。
距離をこなすことが目的であればよいのですが、その練習は大会のための方が大多数だと思います。
そうであれば大会の準備のための距離を「わざわざ」延ばすことがどれほどの意味を持つでしょうか。
目的と手段をしっかりと区別して取り組んでもらいたいなと感じます。