「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。
私自身が日常的に行っているスポーツは専らランニングです。(機会があればその他の種目もやりますが)
それでもこの職業に就く前からスポーツ全般には強い関心があります。そのひとつが野球。
先日イベント準備のために開いたPCの画面を見て驚きました。
日本のプロ野球において、大きな存在である星野仙一さんが亡くなったとの見出し。野球ファンでなくても、彼の顔、名前は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
私はリアルタイムでは監督時代のことしか目にしておりません。その間だけでも「闘将」と呼ばれ、気迫を前面に押し出し(時には押し出し過ぎ)相手に挑む姿勢は画面ごしでも怖さを感じるほど凄いものでした。
現役時代のエピソードを耳にするとその比ではなかったのではないかと思います。
そのエピソードとして数多くの記事が上がっておりました。印象的だったのはプロ野球の関係者だけじゃないコメントが多数上がっていたこと。
いかに野球人としてでなく、「星野仙一」という人間が魅力的だったのかということを垣間見た気がします。
その中で最も印象的だった記事をリンクとして貼っておきます。
星野さんは繊細に気配りをする人情の人でもあった。
選手の奥さんの誕生日をマネージャーに調べさせ自宅に花を送る。活躍した選手には監督賞として罰金の倍額を返してやった。高価なロレックスもプレゼントした。裏方さんも大事にした。打たれた投手には必ずリベンジのチャンスを与えた。打てなかった打者もまた使った。
それが星野さんの勝負に徹しきれない“優しさ”だった。ー引用先yahooニュースより
この記事の中には、直接の関係者はもちろん周囲の人への気遣いの細やかさが書かれていました。
失敗をした選手だけでなく番記者にもチャンスを与えていたというものもありました。
一球団を飛び出して日本代表の監督をしていた時のG.G.佐藤選手の起用などは、本人も驚くほどだったでしょう。
監督として現場を掌握し、責任を押し付けたりしない。
厳しさばかりが注目されていましたが、そこには人としての優しさがあったに違いありません。
私はチームを統率したり、部下を持つわけではありません。
それでも接する方に成長をしてもらいたいという気持ちが根底にあります。
では、その相手に対して自分の姿勢はどうだろうか。
いかに真剣に向かい合うか。
人に対しても、自分に対しても。
それが出来ているのか。様々な記事を読む中で、そんなことを感じていました。
厳しさと優しさを持ち合わせ、正面から向かいあう。そういう人になりたいと。
それにしても早すぎる。プロだけでなく、日本球界の底上げを願っていた星野氏。彼ほどの影響力を持った人がこれから出てくるのか…
もし出てきても代わりはいない、それだけの大きな存在に違いありません。
ご冥福をお祈りします。