「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。
もうすっかり普段の日常になって、お正月感がなくなってしまっています。ある意味リズムが出来て生活しやすいのかもしれません。
さて、私の新年はかなりの確率でニューイヤー駅伝を見ることからスタートします。参考記事:強み。
そしてもうひとつ国民的な人気となっているのが箱根駅伝。
強さを感じた
東京箱根間往復大学駅伝競走。通称「箱根駅伝」。
今回もシード10校、予選会突破した10校、そして予選会を通過出来なかった学校の上位選手で構成された関東学生連合の合計21チームが走りました。
前評判では連覇をしておりここ数年の学生駅伝の絶対的王者青山学院大学、その青学を出雲駅伝で破った東海大学、全日本大学駅伝を制した神奈川大学の3強という記事が多くみられました。
その結果はというと、往路優勝こそ安定感の東洋大学に譲ったものの、復路では圧倒的な強さを見せた青山学院大学が見事復路と総合優勝を果たし、史上6校目の4連覇をおさめました。
6区からの3区間続けての区間賞、特に7区林選手の区間新の快走が勝負を決めた印象です。
復路だけに目を向けると優勝の青学は2位の東洋に対して5分以上の差をつけていました。まさに完勝と言わざるを得ない展開でした。
速いだけでなく、強いという感じでした。
おめでとうございます!
山を制する者は…
さて、「山を制する者は箱根を制す」とさえ言われるほどの箱根駅伝。
山登りの5区、山下りの6区が非常に大きく結果に影響します。
全体への影響はどうかと思い、今回の5区・6区の合計タイムと総合順位をまとめてみました。(○数字は区間順位)
5・6区順位 5区 6区 総合順位
1 法政 1時間11分44秒① 58分49秒③ 6位
2 青山学院 1時間12分49秒⑤ 58分3秒① 1位
3 中央学院 1時間12分17秒③ 59分47秒⑥ 10位
4 早稲田 1時間12分4秒② 1時間0分29秒⑪ 3位
5 順天堂 1時間12分30秒④ 1時間0分28秒⑩ 11位
6 帝京 1時間14分9秒⑧ 59分20秒④ 9位
7 東海 1時間14分59秒⑫ 58分36秒② 5位
8 日本体育 1時間12分49秒⑥ 1時間0分51秒⑮ 4位
9 東洋 1時間14分16秒⑨ 59分31秒⑤ 2位
10 城西 1時間13分01秒⑦ 1時間1分6秒⑰ 7位
11 拓殖 1時間14分45秒⑪ 59分59秒⑦ 8位
12 国士舘 1時間15分14秒⑬ 1時間0分30秒⑫ 19位
13 中央 1時間14分30秒⑩ 1時間1分21秒⑱ 15位
14 東京国際 1時間16分16秒⑮ 1時間0分19秒⑧ 17位
15 駒澤 1時間16分27秒⑯ 1時間0分46秒⑭ 12位
16 山梨学院 1時間17分1秒⑱ 1時間0分35秒⑬ 18位
17 大東文化 1時間16分43秒⑰ 1時間1分4秒⑯ 16位
18 国学院 1時間17分1秒⑱ 1時間2分10秒⑲ 14位
19 上武 1時間16分11秒⑭ 1時間3分14秒⑳ 20位
20 神奈川 1時間21分12秒⑳ 1時間0分20秒⑨ 13位
関東学生連合 1時間17分19秒(参考) 1時間4分25秒(参考)
5区、6区のタイムの上位10校中9校がシードの10位以内を確保できているのは、この坂道をどのように走るかが大きな影響を持っていることを意味しているともいえます。(もちろんそれほど単純ではないですが)
とりわけ5区で青木選手が区間新、6区佐藤選手が区間3位となり山だけならトップとなった法政大学は、4区まで15位だったにもかかわらず後半は流れに乗り復路は5位で総合でも6位と健闘。
駅伝は「流れ」が大切ですが、その流れを引き寄せるには十分な走りだったことが想像できます。
今年は全体的に目立った選手が3年生以下が多かったので、来年も活躍が見られるかもしれません。
「○○の神」などともてはやすのは好きではありませんが、全体への影響度を考えても注目をせざるを得ない区間でしょう。
こういった見方をするのもまた面白いです。
まだ今年は始まったばかりですが、次の楽しみができました。
彼らの凄さを感じつつ、そこから学び、自ら成長できるよう精進していこうと改めて感じています。