磨けば光る。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。

 

昨日は30kmの大会に於いてペースメーカーを務めました。その中での設定タイムと実際のタイムの誤差は30kmで4秒。参考記事:ペーサー任務、無事完了

もちろん、途中で変な微調整などはせず最初に作ったペースを刻み続けた結果、ここに導くことが出来ました。

イメージです。※実際はここまでイーブンではありません。

 

 

私自身はそれほど速さがあるわけではありませんが、この「ペース感覚」は大きな武器だと自負しています。あとは強い胃腸(笑)

逆に言うと小さくまとまってしまう可能性もありますが、私たち市民ランナーは一発逆転で大記録を狙うことは少なく、いかに目標ラインを越えられるか・大崩れしないかという方が重きが置かれるので重要な要素のひとつだと考えます。

 

仮に10km毎のタイムが目標通りでも、ペースが上下してしまうと大きなエネルギーロスに繋がることは想像できるでしょう。

その無駄をなくすのです。

 

キープ出来ない人は、近年の理想とされている戦略的に上げるネガティブスプリットも難しいでしょう。

逆にキープを狙って出来るようになれば、大崩れすることがなく目標をクリアする可能性が上がってきますし、場合によっては終盤に上げて気持ちよく走りきるという理想を体現できるようになってきます。

 

どうやって身につける?

身につける方法については、これが絶対的に正解というものはないでしょう。人によって合う合わないがあるので一概には言えません。

 

それでも「感覚を磨く」ことは必須です。

 

たとえば、今の走り方での力の入り方、腕の振り方、脚の歩幅、景色の流れ方、呼吸の上がり方…

自分の身体との対話がどれほど出来るかということが重要になってきます。私の場合はここを徹底的に磨きました。

 

 

そこにGPS時計を加えられる場合は、チラチラ見るのではなく「ある程度」無視してください。

「あの時の感覚だと速い、遅い」ということをあとで思い出すのです。

チラチラ見て、上げては落とし、落としては上げる、でも1kmや10kmでは目標通り、では無駄が多すぎますし、それでは感覚は身につきません。

 

 

他には、急な上り坂・下り坂があっても、風速8mの追い&向かい風でも一定のスピードで走る練習などを行っていました。

 

そうすることで出力を変える必要はありますが、とにかく一定ペースで走るということが出来るようになってきます。

厳しい環境で出来るようになれば、平たんな場所では難易度は下がりますよね。

 

 

あとはスピードプレイ。

ペースを5’30-5’00-6’00-5’30のように極端に変えたり、ビルドアップをして前の1kmより少しずつ速くしていくという方法もあるでしょう。

 

 

GPS時計がなくても、やり方次第で可能です。

距離表示があるような運動公園や河川敷などであれば、その表示を利用しましょう。なので、時間を計るための時計(ストップウォッチ)くらいは準備してください。

ストップウォッチは今や100円~300円でも手に入ります。数千円の大会エントリーを行って失敗の記憶を残すリスクを考えたら安いものです。

 

もし近くに距離表示がある場所もないと言う場合は、普段走っている場所で信号がないところが少しはあるはずです。その区間を利用して、自分の中での設定ペースを決めます。

「4本目の電柱までは○秒」のように決めてしまえば、そのリズムを身体に刻むことが出来ます。

 

いきなりゼーハーするようなペース設定ではなく、「このスピードなら1時間くらいは走れる」というような感覚で行いましょう。

 

 

1人より皆の力で

毎週19:15~20:45に神戸周辺で行っている水曜定期練習会では、テーマを設定して行っています。

ちなみに、今週はまさに「一定ペースで走る」ことをテーマとしています。1人では難しいことは周りの力を借りて身につけるというのもひとつの手段です。

場所は大倉山公園です。

 

参加をされる場合は、上のリンク先への参加ボタン押下の他、当記事へのコメント、またはinfo@soushi-souai.comまでのご連絡をお願いいたします。

 

強くぶれないペース感覚やフォームを一緒に身につけていきませんか。