内側からコンディショニング。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。

 

今週末は(世間的には)連休ということで、大会も多く開催予定でした。ところが、台風の影響でランニングに限らず色んなイベントが中止になってしまっています。

残念ですが、安全にはかえられないので仕方がないところです。切り替えていきましょう!

 

 

今週末の大会が流れてしまった方も、大会出場の有無は関係なくこれから先もランニングライフが続けていく方がほとんどだと思います。「今週末で引退!今後一切は知りません」と決めていた方は圧倒的少数でしょう。

今後の出場大会へのコンディションを作っていくうえで、もちろんそのような予定がなく健康状態をキープしていくためにも重要な要素があります。

 

 

それは身体の水分を保つことです。

 

 

 

意識が大切

暑い時期はそれほど意識しなくても自然と「飲もう」としますが、目に見える発汗が少なくなってくると「飲むための」意識をすることが必要になってきます。

身体は日々代謝を繰り返しています。その代謝に欠かせないのが水分です。

成人の場合、その水分が約60%と言われています。60kgの成人の場合36kg分を構成するのが水分。

 

 

水分損失率は体重に対してごくわずかな数値であっても、身体に大きな影響を及ぼす危険性があります。以下の表をご覧ください。

※水分損失率=(運動前の体重ー運動後の体重)÷運動前の体重×100

水分損失率

症状例

1%

大量の汗、喉の渇き

2%

強い乾き、めまい、吐き気、ぼんやりする、重苦しい、食欲減退、血液濃縮、尿量減少、血液濃度上昇3%を超えると、汗が出なくなる

4%

全身脱力感、動きの鈍り、皮膚の紅潮化、いらいらする、疲労および嗜眠、感情鈍麻、吐き気、感情の不安定(精神不安定)、無関心

6%

手足のふるえ、ふらつき、熱性抑鬱症、混迷、頭痛、熱性こんぱい、体温上昇、脈拍・呼吸の上昇

8%

幻覚・呼吸困難、めまい、チアノーゼ、言語不明瞭、疲労困憊、精神錯乱

10~12%

筋痙攣、ロンベルグ徴候(閉眼で平衡失調)、失神、舌の膨張、譫妄および興奮状態、不眠、循環不全、血液および血液減少、腎機能不全

15~17%

皮膚がしなびてくる、飲み込み困難(嚥下不能)、目の前が暗くなる、目がくぼむ、排尿痛、聴力損失、皮膚の感覚鈍化、舌がしびれる、眼瞼硬直

18%

皮膚のひび割れ、尿生成の停止

20%

生命の危機、死亡

水分不足が起こす「脱水症」の症状はどんなもの?対策するには。より

どれだけ水分が大切なのか、少しはイメージがわいたでしょうか。

少しでも減らないように、身体の状態を満たしておくことが大切と言えます。

 

 

 

実体験からおすすめです。

そこで私がオススメなのはDNSのR.E.D.。

 

私の体験です。

過去に出場した某ウルトラマラソンで、走行中に脱水症状と見られる状態になり全身の力が入らない状態となり部分的に痙攣を起こしました。そして走るどころか座っていることも出来なくなるという状態になったことがありました。

 

「後1kmも進めば、リタイアバスが来るエイドステーションがある」ということで、なんとかそこまで進んでいき、バスまでの待ち時間を椅子に座って待っていました。そこで渡されたのがこのドリンク(希釈したもの)でした。

 

 

すると、バスが到着する前に「身体が動く!」という感覚が戻ってきました。

 

その後は「異常を少しでも感じたらすぐにやめる」と決めてレースに戻りました。

しかし、残り28kmほどを歩くことなく、むしろスタート前の想定ペース通りに走ることができて100kmを11時間1分でゴールできました。

リタイアしないと危険と思われる状態になったことは過去にありませんでしたが、ここまで復活するというのは自分でも驚きでした。

 

 

休んだことが良かったのか、この吸収が良かったのか、他にエイドで食べたものが良かったのか科学的な根拠があるわけではありませんが、これを飲んだ後に急速に回復をしたということだけは事実です。

 

それ以来、大会前やスペシャルエイドが置ける場合にはこれを使うようにしています。以降はコンディションが良くないな、と感じることはほとんどなくなりました。自分と合っていたんでしょう。

 

あなたにも合うのかわかりませんが、もし良ければ試してみてください。

 

 

と、書きながら補給し続けている野見山でした。