「理想の姿」に向かって共に歩むスポーツフードアドバイザー、相支走愛の野見山健治です。
7月の旬食材をご紹介した記事でも少し触れていたのが薬味となる野菜。
参考記事:夏は彩り鮮やか。
その中で、スーパーに出回るのが夏先のこの時期だけという新生姜を取り上げます。
我が家でも購入してみました。
生姜の効能って?
ところで生姜って何が良いんでしょう?
生姜の香りや辛味は、料理の中でアクセントとなり暑さでバテやすい時期でも食欲をそそる役割を果たします。
食欲不振になりやすい時期には、薬味を添えた素麺などさっぱりしたものというのは理にかなっていますね。
では、身体に入った生姜はどんな活躍をするのでしょうか。
有名なのは身体を温める「冷え対策」ではないでしょうか。夏場でも冷房で身体が冷えたりしてしまうこともありますので、気をつけたいポイントです。
この効果を上げるためには、加熱をするとよいでしょう。生姜に含まれる成分が加熱によって変化することで、冷えの改善に力を発揮するようになります。
生で食べても血管を拡げたりする効果があるので、血行促進に役立ちます。
また免疫を高めたり、胃腸を整えたりという効果も持ち合わせています。お寿司にガリを添えるのは箸休めだけでなく、生ものの消化不良を回避するという意味も持っているのです。
それ以外にも美容効果や抗酸化作用なども言われていますね。
ざっくり言うと代謝を高め、体内を整える。熱が体内にこもりやすく、食欲も衰えがちな夏場に旬を迎えるのは意味があるんですね。
こんな風に食べてみます
というわけで、生と加熱と両方味わってみよう!ということで、今回仕入れた新生姜を2種類にわけて仕込んでみました。
左が甘酢づけ(お寿司のガリ的な)、右が紅ショウガ…のつもりが白梅酢なので紅にはなることのない白ショウガです(笑)
甘酢漬けは、薄めにスライスをしてさっと熱湯にくぐらせて水気を切ります。
その後好みの味にした調味酢を加えるだけです。
紅ショウガ(になる予定だった)は、千切りのあと重量の4%の塩で下漬け。
出てきた水分を絞り乾燥を充分にさせて(場合によっては乾煎りでもいいかも…加熱になりますが)、赤梅酢につけます。※今回は白梅酢。
このまま食べてもいいですし、料理に添えても、また刻んで調理してもいいでしょう。
いろんな味わいを楽しみながら、夏を越えたいと思います。
是非お試しあれ。