重圧を超える。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

 

と言いつつ、今日もランニングが題材ではありませんが(^_^;)

最後まで読み進めるとひょっとして…??

 

 

さて。

昨夜は深夜にサッカーW杯の最終予選、日本代表ーUAEが行われました。

普段は録画で見ることが多いので、久しぶりにリアルタイムで観戦できるチャンスということで早々に仮眠をとり試合に備えました。

 

 

無事に観戦。

 

アウェー戦はただでさえ難しくなりやすいですが、加えて中東という独特の雰囲気。

代表に加えてこの雰囲気というのは、おそらく選手にしかわからない言葉には表現しがたいプレッシャーなのではないでしょうか。

 

そういう試合で個人的には意外とも思える先発起用をされたのが、川島選手と長友選手、そして2年ぶりに代表に呼ばれた今野選手。

 

一般的にゴールキーパーは勝った試合からは変えないのがセオリー。

さらに川島選手は所属チームでもほとんど試合に出ていない状態。「試合勘」という意味でも誰もが納得という人選ではなかったと思います。

 

それでもハリルホジッチ監督には意味があって選んだということです。

それは「メンタリティ」。

 

 

異様な雰囲気になるであろうこの大一番で第一に考えたのが、今まで修羅場を潜り抜けてきた経験ということでした。

 

その起用に応えるような形で、川島選手は前半の決定的な場面もビッグセーブでゴールを阻止し、長友選手もバランスを取ったポジション取りで決定的な場面を作らせませんでした。(作ることも出来ませんでしたが…)

 

さらには抜群の存在感を示したのが今野選手。

負傷離脱した主将長谷部選手の代わりという見方をされていましたが、それを補って余りある攻守にわたる躍動。

 

主力、若手といい意味でしっかりとかみ合った試合だったと思います。

残りの試合もしっかりと戦ってW杯への出場権を掴み取ってほしいですね!

 

 

サッカーは気候などのコンディション、自らの体調、相手との相性、戦術理解度…いろいろなものが複雑に絡み合ってくるので、コレが決定的な勝因だ!と言い切ることは難しいですが、今まで培った実力をしっかりと出し切るという意味で「個」としてのメンタリティは凄く大きな影響を及ぼすのです。

 

 

これは仕事であれ、スポーツであれ、それ以外のジャンルであれ、同じです。

完全に一人だけで淡々と進める作業というのは、日常生活でほぼ皆無ともいえます。人だったり環境だったり、何かしらが関係して出来上がっています。

 

 

まずは自分の経験に対して自信を持つ。

経験が乏しい場合は、本番を想定して普段から少しでも経験値を積むこと。自らを100%発揮するためのメンタルを鍛えるためには、必須です。

 

 

それが出来て初めて、戦術だったり次の段階に進むことが出来るのです。

 

 

自分の足場をしっかり固めて、自らの実力を発揮できる土台をつくること。その土台が揺るがぬものになったときに、重圧の壁を乗り越え、納得のパフォーマンスに繋がる可能性が高まります。

 

普段から意識してみてはいかがでしょうか。