世界で躍動。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

世界陸上オレゴン大会が始まりました。
どの競技でもそうですが、世界最高峰を競う大会というのが見られるというのは非常にありがたいです。
どんどん有料サービスなどに変わっていってるけど、こういう「触れる」機会がなければ有料に行く人もいないと思うのです。この考え自体が古いのかな…

 

 

ま、それは置いておいて。

 

初日からなんと日本選手がやってくれました!

男子20km競歩にてトップを競い合う、山西選手と池田選手。

この2人が金メダル、銀メダルのワンツーフィニッシュ!
山西選手はなんと2連覇!

 

終盤の駆け引きやラストスパートのピッチの速さ、歩形の美しさはまさに「世界一」にふさわしいと感じるほど素晴らしかったです。

強かった!

 

歩いて3分40秒でラストスパートってもう想像できないです(笑)
だからこそ世界一なんですけどね。 


住所選手も初の世界大会ながら入賞、そして女子20km競歩でも藤井選手が入賞など競歩での強さを見せてくれました。

 

 

凄いことなんだから、もっと報道して!
やらないからマイナーだと言われてしまうのではないか。
 

マスコミは自分が「メジャーにする」とかいう気概とかないものなのか。

 

 

それにしてもゴール直後の…

3位に入ったカルストローム選手から直後にお姫様抱っこされる山西選手。
選手同士でたたえ合う姿は見ていて清々しい。

 

 

他にも、男子走り幅跳びでは橋岡選手が全体トップで決勝進出。
男子走り高跳びでは真野選手が決勝進出など、跳躍系種目でも世界と渡り合う選手が出てきています。
フィジカルの違いが出やすい瞬発系競技では、過去にここまでというのはなかったと思います。

 

トラック競技では女子1500mの田中希実選手が準決勝進出。走りの特性もあると思いますが、先頭で引っ張ろうという積極的な姿勢が素晴らしい。
男子100mのサニブラウン選手、坂井隆一郎選手も準決勝進出。余裕さえ感じたサニブラウン選手、圧倒的スタートを決めた坂井選手が決勝まで届くか楽しみです。

 

東京五輪で素晴らしいパフォーマンスを見せ期待をされていた男子3000障害の三浦龍司選手は青木選手、山口選手らと共に予選敗退。
投擲種目はそもそもやり投げ以外は出られていないので、一時期の室伏さんらの凄さが逆に際立ちますね…

 

ともあれしばらく楽しみが続きます。

蛇足

メインキャスターの織田さんが注目選手や好きな選手にフォーカスするのはまだわかりますが、実況アナウンサーが全体を見ずにひとりに集中するのは、実況としてレベル低いどころの話じゃない。

 
特に初日最後の競技、男女混合マイルリレーでのアリソン・フェリックス選手だけ取り上げたのはひどかった。

 

毎回こういう大会の度に言ってるけど、それは「実況」じゃないから。陸上好きな人が画面の前で喋ってるわけじゃないのだよ。

 

冷静にプロの仕事してほしい。