またひとつ。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

今はコロナ禍のため存在が薄くなりつつあるマラソン大会。これまでは市民ランナーが思いをぶつけられる場所として大小さまざまな大会がありました。ところがコロナウイルスへの対策等による影響が大きくなり大会の中止や延期が相次いだ中、3月の名古屋ウィメンズが5000人規模で開催をしており一石を投じたような形になっています。今後どうなるかは注視していきたいところです。

 

 

多くの都市型マラソンは「エントリー合戦」とも言われる高倍率の抽選や先着というある種のハードルを越える必要はあるものの、基本的には「誰でも」挑戦することができるものとなっています。
一方、完走歴やある程度のタイムを持っていることが条件になるような走力を求められる大会もあります。その最たるものが、びわ湖毎日マラソンと福岡国際マラソン。フルマラソンの持ちタイムがびわ湖は2時間30分以内、福岡国際は2時間35分以内(※2020年はコロナ対策のため2時間25分以内)と普通にやっているだけではとても手の届かない基準タイムとなっています。

 

それだけに有力選手が参加をすることになり、非常にハイレベルな展開が期待できました。特に福岡国際に関してはかつて「非公式の世界選手権」と言われるほどトップ選手が参加をして好記録を残していった大会であり、世界陸連から「陸上世界遺産」に認定をされています。また最高位のゴールドラベル大会に認定された大会でもあります。

2018年のゴールシーン

 

そんな伝統のある大会が2021年で最後の大会となることが発表されました。これだけ伝統があっても、です。
スポンサーが見つからずというのが表向きですが、実際にはいろいろな要素もあったのかもしれません。とにかく残念という一言。最後の大会は絶対に見なければ!(毎年見てるけど)

 
びわ湖もそうですが、こういう「頂を目指す」というような限られた人しか参加できない大会もあっていいと思うのです。その一方で気軽に参加できるようなものとすみ分けが出来ることが理想ではあると思うのですが…

 

本業で苦しむ企業も多くなる中、それも難しいのでしょうね。残念ですが、これも時代の流れというところなのでしょうか。

 

この2大会に限らず、自治体が関わっていた地方大会なども延期や中止、見送りなどが増えてきています。財政が厳しくなると、ある種当然の流れかもしれません。でもこのままではいけない。

こうした大会運営や実業団スポーツなども、今までとは違う形が必要なのかもしれません。サッカーJリーグがDAZNと大型の放映権契約をしたように、今までの「当たり前」とは違う何かを視野に入れていく段階なのかもしれません。これが絶対的な正解というものはないのかもしれませんが、ただ何もしないで消えていくだけというのは寂しすぎます。

 

私一人が動いたところで何も変わりませんが、出来ることが一つもないこともないと思うのです。裾野を広げたり、何らかの場を作ったり、その場を盛り上げたり…
皆が輝ける場が失われないように。

 

蛇足

私自身福岡市出身で、福岡国際マラソンのコースとなっている場所は良く通る場所でした。道路の特徴などが頭に入っているからこそより楽しめました。個人的には雪の中爆走した中山竹通さん、当時の日本記録を出した藤田敦史さんのレースが印象に残っています。記憶に新しいところでは服部勇馬選手、吉田祐也選手の快走もありました。

 

それだけに一度は走ってみたい憧れのコースでしたが(実力は箸にも棒にもかからないけど)…

帰省した時に、走るというのもいいかな。その時は人を集められる環境になってたらいいなぁ。

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