オークションでつなぐ。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

新型コロナの影響でいろんな活動が制限されました。大人が参加する大会はもちろん、子どもが参加する大会・競技会も例外ではありませんでした。

言っても大人の大半は趣味ですから、状況が変わってくれば来年以降に目標をスライドさせることはできます。 

 

しかし、学生はそうではありません。小学校6年、中学校3年までは必ずですし、ほとんどの場合は高校も3年間。割合は少し下がりますが大学も4年間。

スポーツやその他の競技に取り組む生徒たちは、その限られた期間で結果を出そうと努力をしています。

 

その1年がなくなることの意味は、特に最上級生にとっては大人が経験するそれとは重みが全く違ってくるはずです。

 

救済の場

無くなってしまったインターハイや中体連などの代わりに記録会のような形で10月に予定されている大会があります。こういう救済とまではいきませんが、思いをぶつける場があるというのは区切りには必要です。

 

なぜか日本は高校野球(甲子園)や大学駅伝(箱根に限る)に関しては、やたらと扱う割にそれ以外の競技や種目に関してはあまり扱ってくれないので、こういう取り組みは素晴らしいと思います。

 

 
しかし、運営するには当然ながらお金が必要です。

 

と、そこで。

陸上に携わった選手や関係者のウェアやツール類などをオークションにかけて、その売り上げを運営費に充てる取り組みを行うとのこと!

 

オークションにはマラソンの代表に選ばれている中村匠吾選手や鈴木亜由子選手をはじめとして、日本代表として世界選手権やオリンピックなどで使用したものなどがリストに挙げられています。実物を一度だけでも見たい(笑)

 

「HATTRICK」の特設サイト(https://auction.hattrick.world/top/47)にて31日20時~6日20時までが第1弾として実施されています。
第3弾まで予定されているとのこと。総勢100名以上のものが出品予定だそうです。

 

 

 

クラウドファンディングなど以前よりは自発的に行える活動の幅が拡がっているとは言っても、金銭面だけではないので子どもだけで何かを実現させることは難しいです。

こういう周りの大人たちがそういう場を作るなど、出来ることを行って相互に支え合っていく形が「当たり前」になっていってほしいと思います。

 

 

この取り組みが、学生の希望の光になるように。

 

 

蛇足。

率直な疑問というか興味は、どんなものがどれくらいの価格で落札されるのか。落札した方は、そのツールをどのような用途で手に入れたのか…ってちょっとやらしいですが。