少しでも広げよう。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会が共同で運動に関する共同声明を発表しました。

これこそ絶対的な正解!というものはないでしょうし、このガイドラインに関しても今後変わっていく可能性があります。

それでもその時点での情報・情勢を反映したものがあると一つの指標にはなりますから、是非参考にしたいところ。

 

 

その中で「屋外での運動」がストレス・生活習慣病・認知症・要介護等の予防や改善に有効であることに触れた上で、屋外運動時のマスク(口・鼻を覆うものを含む)の着用は基本的に勧められないと記載されました。
すでに報じられている通り、熱中症等の危険性を高めるとされているからです。運動時にマスクをつけてもその効果が十分あるかということも疑問を投げかけています。

 

 

ただしこれは人との接触がないという前提です。極力一人で実施することを前提に、複数になる場合もなるべく人が少ない時間・場所を選び、信号待ちなども含めて一定の距離を保つことが求められています。
簡単に言うと、マスクによってではなく、人との接触をしないことで予防をするということです。非常にわかりやすい。

その他、運動前後の注意点や負荷をかけた際の体力低下についての記載などもあります。一度目を通しておいて損をすることはないと思います。こういうことをもっとメディアに取り上げてほしい。

 

 

良さでもあるのですが、マナーを大事にする日本。昨今では自分以上に周りに対しての目線が厳しくなりがち。マスクをしていない=悪という認識が拡がっているように感じます。
マスクは有効かもしれませんが、終始つけておくべきものではありません。一人で人通りの少ない道を歩いているときなどはどう考えても不要ですよね。また効果も感染を防止するものではないということを認識しておいてほしい。

 

こうした見方が拡がれば、お互いにもう少し窮屈ではない生活が出来るのではないかと思い微力ながら記事にしております。

 

 


ちなみに日本スポーツ協会が発表したイベント運営に関するガイドラインについての記事はこちら(参考記事:目線を変える)。

 

運動をする人、しない人がお互いに気持ちよく過ごせる状態になってほしいと思います。そのためにはこうした変化をお互いが知り、理解していくことが大事なのではないでしょうか。