シューズの戦い。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

年明けから3月ごろにかけて話題になっていた「厚底シューズ」(参考記事:一枚上手)。オリンピックのマラソン代表選考MGCで盛り上がっていた時期に一度は耳にされたことでしょう。
厚底・薄底(と分けられる)シューズの論争は結論をみません。一長一短だと私は思っています。

 

  
そんな厚底という知名度を最も引き上げたといってもいいNIKE。今回「エアズームアルファフライネクスト%」を6月2日から公式サイト・アプリ内にてメンバー限定で発売をすることを発表しました(公式HPはこちら→https://nike.jp/nikebiz/news/2020/05/26/3568/)。



このシューズは今年の東京マラソンで日本記録を出した大迫選手、名古屋ウィメンズマラソンで歴代4位の好記録で五輪代表の座を得た一山選手、そして大会ではなく非公認ながらフルマラソンで初めて1時間台の記録をたたき出したキプチョゲ選手(※キプチョゲ選手は試作品)が履いていたものです。
これだけ聞くとなんだか速く走れそうな気がしちゃいますよね。試してみたいとは思いますが…

 

実は3月1日に先行販売をされていましたが、この時は男子2時間50分、女子は3時間40分以内の記録を持つランナーだけが買うことができました。なかなかにハードルが高い!
おそらくこの先行販売は「オリンピックで選手が着用できるものは4か月前までに誰でも手に入れられるものである必要がある」というルールに間に合わせるための対応だったと推測できます(誰でもじゃないやん、と言いたいw)。

 

今回のリリースには基準タイムの記載などはないようなので、今度こそ「誰でも」買えるのではないでしょうか。(ソールだけじゃなく費用のハードルも高いけど)

 

次々と

NIKEが世間に知名度を上げた一方で、ランナーの中では他社の厚底、あるいはカーボンプレート内蔵のシューズも次々と発売をされています。各社の狙いは安全性だったりスピードだったりと多少異なりますが、確実に言えるのは今までのシューズとは一線を画す機能を持っているということ。

 

私が自分で他社のすべてのシューズと機能的に比較をしたわけではありませんから、明確に違いを指摘することは出来ませんが、すでに発売(一部はこれから発売予定)されているシューズの中から代表的なものを自分の感覚とともにいくつか挙げてみます。(あくまで個人の感想です)

 

・NIKEのヴェイパーフライネクスト%。

厚底シューズの名を世間に知らしめた一足。新たに出るアルファフライはこれを上回ると言われている。

 

 
・HOKAONEONEのCARBON X(カーボンX)

ウルトラマラソンやトレイルランに使っている方を多く見るHOKAONEONE。HOKAのメジャーなシューズの特徴は柔らかい接地はまるで雲の上を歩くような感じ。その感覚唯一無二。その安定感にプレートによる推進力が加わる。

 

newbalanceのFUEL CELL(フューエルセル)

そこまで厚いソールではなく、極端な違和感は抱かない。それでいて自然と前へローリングする感覚は得られる。スムーズな体重移動を実感・体得したい人には良いかも。アッパーの柔らかさ、通気性は気持ちいい。

 

YONEXのSAFERUN(セーフラン)

テニスラケットなどの方でよく耳にするYONEX。長年カーボンを扱ってきた経験を活かし、かつてのオリンピアン谷口浩美さんと共同開発で、故障をしにくく、スピードも出せるようにと作られた。(個人的に谷口さんが好き)



asicsのMETARACER(メタレーサー)やadidasのadizero Pro(アディゼロプロ)は個人的に非常に興味がありますが、自粛などの影響もあってか発売延期となっています。発売が楽しみ。

様々なメーカーが乗り出しています。

 

 

ただこうしてシューズは進化していきますが「厚底だから速く走れる、安全である」というわけではありません。その機能を生かすだけの基本となる身体ができていなければ、記録を狙うどころか大きなリスクを負うことになるのは言うまでもありません。

 

またシューズが後押ししてくれるというのは、裏返せば「走らされている」という側面があるともいえるかもしれません。
頼りすぎると進化どころか退化になってしまうこともないとは言えません。脚に対して過保護にならず、一緒に成長できるよう適切な付き合い方をみつけたいところ。

 

 

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