来るべき日に向けて。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

まだまだ新型コロナウイルスの影響は拭えないので、メディアを見ているとネガティブな報道ばかりが目に付く(というか実際に過半数がそちら側)ため、思考も後ろ向きになりがち。そのことが社会の閉塞感を一段と強めている気がしますが…
そんなことばかりしていると気持ちが腐りますから、ある種の断絶は必要かもしれませんね(と自分に言い聞かせる)。

 

さて、前向きだと感じたニュース。
サッカーのルールの一部を暫定的ながら変更をすることを決定したとのこと(導入するかは団体の判断に委ねられるそうです)。

 

これを決めたのは国際サッカー評議会(IFAB)という団体。ここはサッカーのルールなどを決めることのできる唯一の機関です。
今回新たに決められたルールの中で最も試合に影響が大きいと思われるのが、1試合あたりの交代人数の変更です(この他にオフサイドやゴールポストに関する規定などについても若干変更が加わりました)。

 

今までは1試合3名(トーナメントなどにおける延長戦の場合は4名)とされていた交代枠が5名に拡大されるようになります。再出場は不可。
ただし交代の回数はハーフタイムを除いて3回まで。そのため交代枠を使い切る前提で考えると、試合の流れの中で交代をする場合には必ずどこかで複数人を交代させる必要が出てきます。同じタイミングで両チームが交代した場合には、回数が加算されるとのこと(この辺りは実際の運用を見たいところです)。

 

この交代枠に関しては、2020年内の暫定措置とされています(延長の可能性あり)。新型コロナウイルスによって延期など影響を受けたことによって、過密日程になり選手の負担が大きくなることを想定して作られたようです。

 

サッカーに限ったことではありませんが、選手交代はゲーム全体の流れを変える力があります。場面によって必要とされる選手の特性は変わってきます。たった1人が入ることで劇的に変わることもしばしば。
今までの3名でさえそういう場面がみられていましたが、それが5名となるとチームそのものが入れ替わるくらいのインパクトも与えられるはず。

 

同じシステムで選手を変えるだけでも流れが変わりますが、交代可能人数が増えることでシステムそのものを変えることもできるようになるでしょうし、戦術の幅が広がるはず。監督の能力がこれまで以上に問われる気がします。

 
試合の流れの変化を感じる力、戦術理解と体現する力が監督、選手ともに求められるでしょう。現場は大変になりそう…
でも、見る側からすると目が離せなくなる可能性が高くなると思っています。

 

また選手にとってもメリットがあると思われます。今までだとサブ(控え)に入っていても試合に出られなかったという選手が減るとは間違いないでしょう。若手や出場機会が少なかった選手が経験値を積み成長の糧とする場面が増えるはずです。それは選手自身のモチベーションとレベルの向上、そしてチームとしての成長にも繋がるのではないでしょうか。

 

試合後半でもフレッシュな選手が増えることで体力的にも余裕ができてきて、最後までダレることのない緊張感のある試合になることを期待できます。

 

 

もちろん導入させればいろんな問題も出てくると思いますが、個人的には面白くなる要素の方が目立つ気がします。
実際に見ないと何とも言えませんが、期待できそう。良かったら今後はこれをベースにしてほしいなとさえ思う。

 

思考のステップを変える

今回のサッカーのルール変更は(期間限定だとしても)非常に前向きで意味のある内容だと言えるでしょう。

これから進めていくにあたって、どうしたら良いものになるかというところへと思考の段階が変わっていることを感じられるからです。

 

 

あなたも今はまだ「今どうしよう」という段階かもしれません。
そこから一歩進んで、どうやったら元に戻せるか。さらには戻った時にどうしたらより良いものに出来るかという風に思考のステップを変えていく。

 

想像もできない先かもしれませんが、何も考えずに周囲の段階が変わったらその時も「今どうしよう」のままになりかねません。
その時少しでも変化に対応できるように、この先に目を向けて考えておくということはしておいて損はしないはずです。

 

私自身は正直そういう面が苦手です。それでもやらないよりは意味はあると思っています。乏しい想像力をひねり出して考えてみようと思います。

あなたならきっとそれより良いアイディアを引っ張り出せるはず。次のステップを考えてみませんか。