静寂から生まれる。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

 

この新型コロナウイルスの影響で、経済面への影響も大きくなり始めました。対策などが形になって落ち着くのを待つしかないのでしょうか…

とりあえずは自分の身体を健康に保ち、リスクを減らすということですかね。変えられないものよりも、変えられるものに目を向けたいですね。 

 

 

その流れを受けて、大相撲は無観客での開催となりました。

観客のいない土俵は見え方がまるで違う。呼び出しや行司の動きも見えて新鮮。

 

もっとも感じられるのは音。

 

力士がぶつかり合う音、すり足や四股を踏む音、息づかい。

大観衆の前ではなかなか聞こえない音を感じることが出来る。これによって迫力はさらに感じられる気がする。
最近では観客がコールをするなどで全くこういう本来の相撲の姿がかすんでしまっているように感じる。

 

改めて凄さを感じられる貴重な場所かもしれない。

 

 

プロ野球も同様。 

オープン戦は全て無観客で行うことが決まり、実際にそのスケジュールで進んでいる。
世間的には「伝統の一戦」と呼ばれることもある阪神と巨人が甲子園でぶつかっても、当然ながら観客は0。

 

でもこれはこれで良いと感じた。

 

渇いた打球の音、グラブにボールがおさまる瞬間の音、選手同士の声掛け…
プロ野球でもこんなに声出してるんだ!と初めて感じた。出していることはわかっていたけども、実際の声なんて球場では聞こえませんから。

 

 

野球ってこれなんだ!と改めて感じられました。こういう日は解説・実況さえ最小限でいいかもしれない。

 

 

もちろん日本特有の応援歌をみんなで歌って声援を送るスタイルも楽しいし盛り上がるから好きではある。

でも、こういう純粋に競技を楽しむという時間も凄く貴重。

 

今でも延長などで夜遅くなった場合には鳴り物禁止になったりしますが、何月何日は応援団無しみたいに、純粋に野球に浸る日を作るというのも良いのかもしれない。

 

 

相撲にしろ、野球にしろこの非常時だからこそ感じられることもあるのかも。意外とスポーツの本来の魅力に触れられるかもしれません。

 

 

いや、日常に戻ってくれることが一番なんだけどね。