最高峰の歩き。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

今日はお休みをいただきまして、朝から向かったのは競歩の会場。
神戸市内で大会をやる(しかも休みの日)なら行くでしょう!

 

日本陸上競技選手権大会男子20km競歩を観戦。(時間の関係で女子、U20の男女それぞれの大会は見れず)

東京オリンピックの代表選手選考会も兼ねており、優勝者は内定を取ることができるため独特の緊張感。
しかも過去のオリンピックや世界陸上でのメダル獲得者が複数参加するというレベルの高さ。今や20km、50kmの男子の競歩は日本代表=世界トップクラスと言ってもいいほどの状況。

 

その中で勝つことの難しさは想像がつきません。

 

スタート後から先頭集団は10名を切るくらいの展開。そしてアナウンスで流れてきた最初の1kmのLapが3分55秒。

 

速い!

 

 

いや、私も1km3分55秒なら余裕持って行けますよ。走るなら。
彼らはそのスピードで「歩いて」いるんです。信じられん。

 

 

記録や試合映像を見て、これくらいのペースであるというのは頭にはあったのですが、初めて目の当たりにしてその速さに驚愕。

一緒に競技をすることはありませんが、走っているところをもし歩いて抜かれたらショックだろうな…

 

 

レース展開は有力選手が先頭集団にほぼ入っており、概ね順当な展開。

1周1kmの20周回だったので、移動をそれほどしなくても選手を見られて応援する側からするといい感じ。審判は大変でしょうけれど…(実際に若干トラブルがあった模様)

 

中盤くらいで、6連覇を狙う高橋英輝選手、世界選手権代表にもなって世界歴代10位のタイムを持つ池田向希選手、そして世界選手権で金メダルを獲得しすでにオリンピック内定を決めている山西利和選手の3人が抜け出す形に。

 

一時前に出た池田選手は次第に遅れていき、一騎打ちの様相。
常に先手を取ったのは山西選手。一時差を詰められるも14~15km辺りで一気に突き放す。
その後も寄せ付けずにゴールテープを切り、日本選手権初優勝をおさめました。

すでにオリンピック代表権を持っている山西選手が優勝したため、今大会での新たな代表選手は出ませんでした。3月に持ち越し。まだ楽しみは残ります。

 

ちなみに優勝タイムは1時間17分36秒。平均3分52秒/kmペース。歩きだもんなぁ…

 

動画も撮りました。
自分なりにいろいろと研究の材料にしようと思います。