作戦で勝つ。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

 

女子のハーフマラソンにおいて日本新記録が生まれました!

更新をしたのは新谷仁美選手。かつてロンドンオリンピックや世界陸上(モスクワ)などで世界と戦ってましたが、一時引退をして競技としては約5年のブランクを経て現役復帰をした選手。 

先日の都道府県対抗女子駅伝の時の画像

 

今回ヒューストンハーフマラソンで彼女が記録したのは1時間6分38秒。これまでの記録は2006年に福士加代子選手が出した1時間7分26秒でしたから、一気に48秒も更新したことになります。

凄い!

 

これで日本女子マラソン界も活性化して、記録が続々…という起爆剤になってほしい。男子のフルマラソンがそうであったように。
(そして相支走愛がそんな選手の土台を作るサポートをできるようになる!)

 

 

フルマラソンでは日本記録で1億円というのが話題になりましたが、知名度は下がるこういう他の距離や種目においても記録を出したり実績を残した選手には、それなりの報酬などが出ないものであろうか。

そうすることで興味も出てくる人も増えるだろうし、報道が目に留まる(題材として扱う)場面も増えるのではないか。

 

まぁ私がお金を出すわけではないので、こういう意見が言えるわけですが…

でも、選手が報われるような形を作るのは活性化させるために必要だと思うのです。お金じゃないとしても何か作らないといけない。

 

 

作戦を練る

今回の大会に向けて、駅伝やトラックで実績を積み重ねた宇賀地強選手をペースメーカーとして、コーチらと入念に立てた作戦も生きたようです。
練習や試走でも宇賀地選手が前でその後ろを新谷選手が走る形で準備を進め、設定ペースやコースの特徴も含めて非常に細かいレースプランを立てていたとのこと。

 

自分が大会に出る場合には理想のプランを立てるのは当然です。

どんなペースで入って、どの辺りでペースを上げて…というようになるべく具体的な数字を考えます。そこにコースの特徴や気候の予報などを加味してさらに詳細に描いていきます。
苦しい場面などがどこになるのかという想像に加え、「もしここがこうなったら」と予定通りにいかない場合の次の策を考えておくことは重要です。
その策を考えついて準備をできるだけ、大崩れを避けられる可能性が高まります。 

 

  

市民ランナーにとって実際のコースの試走などが難しいことは多いですが、コースの特徴を調べるためにHPを見たり、地図を見たり、過去のブログ記事などを見ればある程度の想像は出来るはず。

 
そういった不安をひとつずつ消していき、自信に変えるということが結果に繋がってきます。

 

 

練習を積むのはもちろんですが、その練習の成果を存分に発揮するためには今回の新谷選手の取り組みというのは私たちも出来ることではないかと感じました。