快挙、そして思うこと。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

もうね「またか」と感じざるを得ません。

横綱と呼ばれる、最高位にいる白鵬・鶴竜ともに序盤戦で休場。負けた日の取り組みを見て「明日からきっと休むぞ」と私は話していましたが、案の定その翌日から休場。
怪我など万全な身体ではないのかもしれませんが、それは彼らだけではありません。番付の安定がそれを許すのでしょうけど、おかしな話だと思います。

 

 

土俵に立つこと。

そして壁として上がってくる力士に立ち塞がること。これは横綱に求められる役割、責任だと思います。

 

横綱の品格などと言われますが、負けが続いたから休場(実際はそうでなくても)と見られることが度々続く行動に「品格」はあるのでしょうか。

 

相撲の取り口はもちろん、稽古の様子や普段の立ち振る舞い、言動など勝つことだけじゃないものが求められるのではないでしょうか。

 

 

私自身相撲は小学校3年くらいから興味を持ち、それ以来見ています。
正直なところ、今の相撲にはあまり魅力を感じません。個人的に竜電や炎鵬、栃ノ心をはじめ数名を応援していますが、場所全体を見たい気には以前ほどならない。
なんとなく「熱」を感じないのです。

 

 

せっかく良い関取も上がってきているのに、興ざめという感じ。番付が上の関取は自覚持ってほしい。

横綱は、場合によっては潔さも見せなくてはならないのではないでしょうか。

 

まだ出来ると感じさせながら、「体力の限界」という一言を残した千代の富士のように。

 

だれも予想していない

そんな中、優勝争いをしたのは前頭4枚目の正代と前頭17枚目德勝龍。横綱がいないといっても、大関がいる。関脇がいる。小結もいる。三役と呼ばれる番付の関取がいるのです。

 

しかし、ふたを開けてみると大関から陥落した髙安は復帰の目がなくなるどころか、大きく負け越し。カド番だった豪栄道も負け越し。貴景勝こそ終盤まで優勝争いに絡みましたが、関脇朝乃若がやっと二けた勝ったくらいで争いには絡めず。

 

そこで主役となったのが西の前頭17枚目の德勝龍。東が正位とされるため、本当に幕尻。その力士が優勝争いをするなんて誰が予想したでしょうか。

十四日目には1敗で並んでいた正代との直接対決を制し、単独トップに。最終日にはまさかの結びの一番。横綱不在であっても、幕尻の関取が結びで相撲を取るなんて今まで記憶にありません。

 

対するは貴景勝。

德勝龍は終盤戦になると土俵際での逆転勝ちが目立ったので、分が悪いかと思っていましたが…

 

前に出る積極的な取り口で大関を圧倒といえる内容。これを見たら優勝は誰が見ても納得できるというほどの快勝でした。

 

勝利で優勝を決めた德勝龍

「自分なんかが優勝していいんでしょうか」

 

優勝を決めたインタビューで語った一言。きっと本人でさえ、こんな結末は想像してなかったのではないでしょうか。
相撲関係者で、徳勝龍が優勝をするなんて予想をした人はもしかすると一人もいないかもしれない。

 

それぐらいの快挙。でも今場所に関しては納得の結果。

 

インタビューは笑いあり、涙あり。
最初のお辞儀からして人柄はすごく出ていたと思います。

 

個人的には優勝を意識していたか?の質問に対して…

 

「意識することなく…嘘です、めっちゃ意識してました」

 

関取のインタビューは「意識せず一日一番に集中して…」という内容が定番。追い詰められた政治家が、記憶にないと発言するのと同じくらいの常套文句でしたが、本音を語ってくれる姿には好感が持てました。

 

「練習したインタビュー」の成果を発揮できる場を来場所以降も期待。おめでとうございます。

 

 

そして、上位陣は立ちはだかってほしい。群雄割拠といえるようなだれが勝つのかわからないのも面白いが、やはり壁があってのものだと思う。

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