「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
なかなかパンチのきいたニュースを目にしました。中国の上海国際マラソンで違反行為によって罰則を受けたランナーが4名いたということです。
なんらかの罰則を受けてしまうことは、真面目にやっていても100%起こらないとは限りません。たとえば気が付かずにコースを間違えてしまうということは、絶対にないとは言えませんよね。
でも、この中の1人は自覚が間違いなくあるはず。というのも、この4名の中で私が最もインパクトを感じた女性ランナーがやったことは「うっかり」では起こらないから。
この女性(もうランナーとも選手とも呼びたくないし、その価値もない)は男子選手のゼッケンをつけて出場した上に、自転車で距離を稼ごうとしたとのこと。
いや、もうどこから突っ込めばいいのかわからない(笑)全部だめ!むしろ何で出ようと思ったんでしょう?
昨年起こった数百人規模でコースをショートカットという不正をしたニュースも思い出されます。
折り返しのコースの時、正直な気持ちとして「ここで折り返せたら楽だろうなぁ」なんて甘い考えが頭をよぎることはありますが、「じゃショートカットしよ」とは微塵も考えたことがありませんし、当然やったこともありません。
だってその大会を走るために、楽しむために、自分に挑戦するために出てるんですよね?
正面から向かい合って、初めて感じられる感覚もあるはずです。本気でやらないと心から楽しめないと私は思います。
もしそんな不正をして出した数字だけの記録があったとしても、胸を張って「出来たんだぜ」って言えますか?私は無理です。そんな人の考えは理解もできませんし、しようとも思いません。
もし大会時に何らかの問題を起こしたり、体調を崩してしまったりとなった場合には、もしこんな不正をした人だとしても周囲から見ると「大会の参加者」として見られます。
その結果、大会関係者に迷惑をかけることになります。下手したら大会の存続にさえ影響をすることもないとも言えません。
怪我したりしても保険対象にもならないはずですから、自分自身や家族にも迷惑をかけるかもしれない。
そこまでの責任を1個人が取れますか?
先読みなんかしなくても、これくらいは想像ができるはずです。想像できるなら、やることは決まってますよね。
当たり前のことを当たり前にやる。皆さんは大丈夫だと思いますが、正々堂々と挑みましょう!そして自分も周囲も気持ちよく笑顔で終われたら最高ですね。