なくなる?

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

先日驚いたのが、栃木県大田原市で行われている「大田原マラソン」と夏の「与一まつり」という地元では大きな2つのイベントを2020年から2022年までの3年間は休止をするというニュース。

3年後の国体を見据えて財政を考えてということだそうです。中止ではなく休止であるというのがまだ救いではありますが、根本から考えて場合によってはなくすとのも視野に入っているという記事もありました。

 

 

私も複数回参加したことがありますが、制限時間の厳しさから来るどこか競技性を感じる雰囲気は独特で、身が引き締まるような思いをした記憶があります。

 

 

個人的には西の防府読売マラソン、東の大田原マラソンという位置づけで認識していました。いずれも制限時間が4時間。市民ランナーが挑戦できるフルマラソンの中では比較的求められるレベルが高い大会です。
そのタイムをクリアするために挑戦する舞台となることに加えて、観光地というほど楽しいコースでもないこともあって(褒め言葉です)、より走ることに集中でき真摯に向かい合うことができる素晴らしい大会だと思っています。

 

誰でもスペシャルドリンクを置けるという特別感もこの大会ならでは。中身を考えたり、容器を準備するのも楽しかった。

以前出たときのスペシャルドリンクの容器。

 

生き残るために

2019年の大会のマラソン・10kmの部の参加者合計は昨年に比べて650人少ない3500人とのこと。『参加人数が減少傾向にあることから…』という表現がありましたが、参加者は過去31回で延べ8万5000人。平均すると2740人/年。ピーク時からは少なくなったかもしれませんが、それでも圧倒的に足が遠のいているわけではないと思います。むしろあの場所を考えると適正な人数ではないでしょうか。

 

他の大会に比べて参加料は安いですが、ここまで続けてこれたことを考えても大会そのものの財政だけが原因ではない気がします。とはいっても、私は大田原市にお金を積極的に落としているわけでもないので、言っても仕方がないですが…

 

 

でも、先に述べたようにこの大会は特色がある大会です。制限時間が4時間と厳しい。厳しいからこそ頑張っているランナーは集まりやすい。
都市型マラソンのように、観光がてら楽しむこともできる大会だったり、地方ならではの地形や名物を生かした大会、楽しむことに特化した大会、食べ物など「フェス」的要素を持った大会など、特色を打ち出していくことで生き残りの可能性はあると思います。

一時期のランニングブームに乗っかって急増したマラソン大会。ここ数年は減少していっている印象。しかし、地方で人が集まりにくいと思われる場所でも、エントリー合戦になるような大会もあります。

 

場所がどうとかより、特色を打ち出してその魅力がランナーに伝わっていたら十分なのです。

 

 

ただ同時期に比較的近くで行われるつくばマラソンの方が集客力が高いのが事実ですが…正直走りやすさではつくばの方が上です。タイムを狙いたい人はつくばに流れるかもしれません。
ですが、大田原にしかない魅力は確実にある。それをどうやって磨きをかけるか。そこに生き残りがかかっているといえるかもしれません。

 

 

「至れり尽くせり」な大会も確かにうれしいですが、こういう尖った大会も存続してほしいと願います。

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