第2回三木防災ウルトラマラソン激闘編。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

先週末、個人的に今シーズンの目標大会としていた第2回三木防災ウルトラマラソン大会に出場してきました。

 

そのタイミングで日本を襲った台風のため、開催されないのではないかと思っておりましたが、直前の判断で開催ということで参加することが出来ました。
前日は悪天候のため準備が出来なかったそうですが、当日の早朝から準備をしてくださり無事に開催。ありがたい。

改めて走れる環境に感謝。

 

当日の流れ

当日は予定通りに目覚め、余裕を持って準備。食事も十分にとることが出来ました。
水分補給なども予定していた通りに済ませることが出来ました。余裕を持ちすぎて、家を出るのが40分ほど遅れましたが(笑)

 

運転中に、空に虹が出ているのを見ることが出来、気分的にいい状態で。曲も自分の中での勝負曲で気持ちを盛り上げる。

会場に着いたのは、すでに競技説明が行われているときでした。

いつも通り(?)慌ててゼッケンをつけたり準備。

この日の勝負服

トイレも無事済ませて、スタート地点にたどり着いたのは号砲3分前。安定のギリギリ(笑)

アップも何もあったもんじゃないですが、動きづくりでポイントはおさえてスタートの瞬間を迎えました。

激闘編

号砲。

 

今回の目標は表彰台に乗ること(表彰台があるかは知りませんが…)。3位以内に、あわよくば一番高いところへ??などと欲も持ちながら。

目標ペースを5時間以内に設定。そのためには5分/km以内で走ることが求められます。40kmくらいまでは余裕を持ってこれくらいで刻み、そこから上げていくのが作戦。ただ順位にこだわる分、それが崩れる可能性も想定しながら、自分が出来る最大限とリスクも計算して、チャレンジする部分とそうじゃないところも分けて整理していました。

 

  

1周6.3kmの9周と途中折り返し1周の合計10周。最初の3kmほどで折り返しがあることは試走で頭に入っていました(参考記事:試走の効果) 。

そこまでをアップがてら自分の身体の調子を確認しながら、流れとリズムを作る。そして先頭との差を測る。これも決めていたこと。すれ違ったポイントでの時間差と距離を覚えておき、走行ペースの違いを計算して攻めるか、自分のペースを守るかは得た情報で決める。

 

落ち着いて走り出すと、8番手。ハナをきった2名がどうにも速そう。

自分の身体の動きは悪くない。いきなり動いた影響か心拍は高めに感じたけれど、すぐに落ち着くと判断しそのまま走る。
最初の折り返しで約3kmで1分30秒くらいの差があることを把握。1km30秒。今からこのペースで追うとたぶん60kmは持たない。というか、その準備をしていない。

走り方などを見て、自分より上位の7名のうち6名は途中でペースが落ちるだろうと判断。このままいけばある程度までは行けるだろう。落ち着いて設定ペースを守ることにした。

 

 

1周目は7位タイ。悪くない。数日前から気になっていた体の違和感も問題ない。自分の走りは出来そうだ。

 

大会会場は町から離れているので、ここに用事がある人しか来ないような場所。応援は少ない。でも周回コースでランナーとはすれ違うことができる。お互いに声を掛け合うことが力になるだろうと思い、2周目から積極的に声掛けをしながら走ることにした。

並走しながら少し話したりしつつ、自分のリズムで走れる場所を探した。周囲にいるランナーは、上りで失速し下りで加速するタイプが多い気がした。自分にはもってこい。得意な上りを勝負ポイントに出来るように気持ちを決めた。

 

2周目を終える頃に7番手。3周目では6番手。
この辺りで上位陣との差を考えて5秒/kmほどペースを上げた。余裕もあるのでこのまま行けるはず。その甲斐もあって4週目では4番手と順調に順位を上げていく。


しかし、先頭争いをしている2名とは1周毎に同じくらいの差が少しずつ開いていく。どうやら同じペースで走っているようだ。

 

 

小雨が時折降るくらいで、強い風もあり涼しく感じたのでこれくらいのペースでも発汗はほとんどない。それでも尿意はある。脱水の心配もなさそうだ。

風と坂なら、自分の得意分野。このままで大丈夫。言い聞かせながら走る。

 

ただただ走れることが楽しい。思い通りに走れていることも感じられて気持ちよく動ける。

5周目くらいで3番手のランナーとの差が縮まり始めた。1周毎の上位陣との差の開き方も小さくなってきた。チャンスは十分にある。ただ脚が多少重くなってきて、ここ1年くらい癖になりつつある「攣り」ポイントに違和感を覚える。


まだ大丈夫そうではあるが、このままいくと終盤が不安。上り下りが多いが、そこで負担をかけない意識を高めて走るようにした。

 

給水、給食のほか、スペシャルも置けたのでジェルなどでエネルギー補給は適切な間隔で実施。空腹感を強く感じることもなく走れている。

 

42.195kmを想定より少し早めの3時間27分くらいで通過。
呼吸は楽。脚には少し重さを感じ始めましたが、引き続き負担をかけない上半身で走る動きを意識してなるべく負荷をかけないように。
一番奥に折り返しがありますが、そこには坂道がある。「この坂もあと3回だ」と考え、そこを逆に勝負ポイントに。

 

 

後半になってくると3番手と1周毎に面白いように差が縮まる。最大で1km以上あった差が500mほどに縮まった。これはいける。

「It’s showtime!」

ここからは自分の見せ場だ。

実際に1周毎にどんどん差が縮まり楽しくなってきた。にやつきながら走る(笑)
序盤から声掛けをしていたランナー同士で、声掛けをするのが当たり前にもなってきている。疲れを少し感じてきたこの辺りでは、それが力になる。ありがたい。

 

8周目でついに3番手をとらえた。

 

「やった!」

自然とガッツポーズが出る。表彰圏に入った。抜いた時の感覚から、自分が走り続ければ抜かれることはないと確信。
同時に上位2名に追いつくことが困難であることも把握。最初にフォームを見た時には崩れるだろうと見込んだこの2名に衰えは見えず、アクシデントでもなければ無理だろうと判断。(完全なる見込み違い…)
とにかく自分にできる走りを。一定ペースで最後まで走り切る。これが自信になるはずだ。

 

9周目。さすがに息が上がってくる。一定で保つことが難しくなるけれど、ここで力を注ぐ。お互いの声掛けも力になる。
もしかしたら先頭から周回遅れにされるかもしれないという危機感を抱きながらも、焦らず安定させて走るように。

 

最後の1周。
すでに抜いたランナーたちが「ラスト!」声をかけてくれる。ありがたい。
自分としてはペースを落とさないこと、そして周回遅れを避けることに必死。残りたったの数km。苦手な周回コースではあるけれど、ここまできたら「もう?」という感覚さえ出てくるのだから不思議なものだ。

 

抜かれることなく、最終周回。上り下りで負担を感じていた脚もどうやら持ちそうだ。

こんな感じで、ゼッケンの横に印刷された周回の紙をちぎりながら走るので、すれ違う時にだいたい何周目かわかるようになっています。
「このままいけば3位にはなれる。」

 

すれ違う人やスタッフも最終だと気づいた方が「ラスト!」と声掛けしてくれる。応えながら最後。気分的にはウイニングラン。

気持ちよく走り抜け、最後の競技場。

 

無事ゴール。完走出来た。目標タイムもクリア。たぶん順位も3番目。

 

記録証発行が手間取り、しかもタイムが5分以上異なるというトラブルを越え、ゴールしたときのタイムにて完走証を受け取ることが出来ました。3位。ギリギリだけど達成できた。

4位とは15分以上の差をつけましたが、2位とは27分ほどの大差。1位とは約28分。
完敗です。勝負にもならない格の違いを見せつけられました。

 

でも自分の出来ることはほぼ出来ましたし、目標タイムもクリアで4時間56分。
順位はあとからついてくるものですから、総合3位は上出来でしょう。人が多くなるとこうはいかないはず…(;’∀’)

 

表彰

初めて表彰台乗れるかも?と思い楽しみにしておりました。

 

が。表彰台はなく(笑)
でも表彰式はありました。

 

ただ呼び出しで名前が呼ばれない。おかしい。
記録証を見せて「3位と書いてあるけれど」と抗議したら、改めて呼び出され無事に受け取ることが出来ました。

表彰状、メダル、そして副賞。

 

表彰状は2回もらったことがありましたが、初めてメダルと副賞をいただきました。達成感。

表彰式待っている間に、一緒に60kmチャレンジしたランナーさんと交流をすることも出来ていい時間を過ごすことが出来ました。

 

 

決してにぎわっている大会じゃないので、一般受けをするかは分かりませんが、私は走ることに向き合えるし、ランナーと交流も出来るのでいい大会だと感じました。
来年は上位陣を脅かせるくらい設定を上げて調整をして、チャレンジをします。

 

この時間を作ってくださったスタッフ、参加ランナーの皆様、そしてエールをくださった皆様ありがとうございます!

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