緊迫のち歓喜。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

ここまで3連勝と日本の活躍もあり、盛り上がりを見せるラグビーワールドカップ。

 

決勝トーナメントを決める最後の予選プールの試合が今日行われました。そのカードは日本とスコットランド。どちらのチームにも勝ち抜く可能性があるため、白熱の試合になりそうな予感。

 

 

過去の対戦は日本の1勝10敗。実績や歴史を考えても簡単にはいかないことは容易にわかりました。

しかもスコットランドは直近の2戦無失点。

 

とはいえ、個人的には生でスコットランド戦を見ているので、その時の印象なら日本が勝つ可能性はあると思っていました(参考記事:世界を感じる)。

ただその時の試合はコンディションの関係か、ボールが手につかないシーンが多く修正出来たら怖いなと思っていました。

 

 

立ち上がりこそスコットランドの圧力が勝り先制を許しましたが、すかさず日本は対応し攻守に早い展開に持ち込むと前半は3トライを奪ってリード。

 

後半開始直後に福岡選手の抜け出しでさらに突き放す。

 

しかし、後半の中盤以降。スコットランドは大胆にメンバーを替え、作戦も変更。大きく早い展開を中心にすると一気に流れが変わる。

強豪が本気を越えて必死になったのが見ていてわかる。明らかにスコットランドの流れに。

 

 

それを日本が何とか食い止める。しぶとくディフェンスをして攻撃に何とか繋げようとするもスコットランドの壁を崩せない。

 

もう残り25分くらいは、ヒヤヒヤ連続で息が詰まる。見てて疲れるような試合展開に。見ている側がそうなのだから選手の疲労はその比ではないだろう。

この日、私は昼間約5時間走っていたのですが、そのときと同じくらいの心拍を感じるほど(笑)

 

 

緊迫した試合。リードしてるのに勝ってる心地がしない。時間が過ぎるのがこんなに遅いのかと。

それでも最後まで耐え続け、28-21で勝利をおさめました。予選プールは4連勝で文句なしの決勝トーナメント進出。

史上初。日本の第一の目標であるベスト8を達成した瞬間でした。

   

  

強豪しかいないトーナメント。日本が当たるのはこれまた私が生観戦した南アフリカ。とにかく強い。強靭なフィジカルに動物的な俊敏さ、そこに戦略が加わるのだから当然。

 

まぐれが起きにくいスポーツの筆頭であるラグビーでアイルランド、スコットランドに日本が勝ったのはもはや偶然でも奇跡でもないかもしれない。

 

とにかく世界のトップに挑む日本を見るのが楽しみ。まずはゆっくり休みをとってほしい。